住友ゴム工業株式会社(本社:兵庫県神戸市中央区、社長:池田育嗣、以下住友ゴム)は、ブラジル市場へのトラック・バス用タイヤの安定供給を目的として、ブラジル工場でのトラック・バス用タイヤの生産開始を決定した。
ブラジル工場の生産設備は新設とし、2019年3月より生産を開始する。現時点に於いて想定している生産能力は日産500本で、総投資額は312百万レアル(約100億円※)となる見込み。
ブラジル工場は2013年10月より、乗用車・ライトトラック用タイヤを生産しており、2015年末時点で日産15,000本の生産能力を有している。
なお現在、同社ではトラック・バス用タイヤに関して、輸入販売形態を取っているが、今後ブラジルの乗用車・ライトトラック向けのタイヤ市場は、年2%程度の成長が見込まれている。
従って現地生産により安定供給を図ると共に、為替変動リスクの回避により、乗用車・ライトトラック用タイヤと合わせて、ブラジル市場におけるタイヤ販売事業の一層の強化を図っていく構え。
トラック・バス用タイヤ生産開始のための総投資額は、2019年までの4年間で、312百万レアル(約100億円※)を計画している。
また、乗用車・ライトトラック用タイヤについても、2017年以降に増産投資を行う計画であり、その総投資額は、175百万レアル(約56億円)を予定している。※ 1レアル=32円で換算
<ブラジル工場概要>
会社名:Sumitomo Rubber do Brasil Ltda
所在地:パラナ州ファゼンダ・リオ・グランデ市
代表者名:窪田 静磨(社長)
操業開始:2013年
設立年月:2011年7月
事業内容:乗用車・ライトトラック用タイヤの製造・販売
生産能力:15,000本/日(2015年12月末)
従業員数:1,271名(2015年12月末)
<トラック・バス用タイヤ工場概要>
生産開始:2019年3月(予定)
建屋面積:約13,400平方メートル
生産能力:500本/日