日産自動車が目指す未来の「おもてなし」をリアル老舗旅館で実践


300年以上の歴史を誇る箱根の老舗旅館「一の湯本館」の協力のもと「ProPILOT Park RYOKAN」宿泊受付を開始

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:西川 廣人)は、1月25日、新型「日産リーフ」に搭載している自動駐車機能「プロパイロット パーキング」の技術から発想し、旅館のアメニティグッズや備品を整理整頓する「ProPILOT Park RYOKAN」を公開した。

この「プロパイロット パーキング」 は、昨年10月に発売した新型「日産リーフ」に搭載されている装備で、駐車に必要なステアリング、アクセル、ブレーキなどの操作を制御し、後向き駐車、前向き駐車、縦列駐車を行う自動駐車技術である。

日産は今回、消費者層に向けた同機能のプロモーション効果と広域浸透を深めるべく、300年以上の歴史を誇る箱根の老舗旅館「一の湯本館」へ協力を要請。同旅館を舞台に自社技術をアピールするため、未来の「おもてなし」を目指した未来型旅館の形を提案した。

まず「ProPILOT Park RYOKAN」では、スイッチひとつで玄関先のスリッパ自らが、宿泊客を迎えるべく定位置に整列する。

また、客室では座布団やテーブル、リモコンなども自ら定位置に移動。宿泊客や従業員の手を煩わせずに様々なアイテムが正確に空きスペースを検知して戻る様子を「プロパイロット パーキング」に見立てた。

この様子は、日産が公開したコンセプトムービーで見ることができる。また2月1日(木)からは日産グローバル本社ギャラリー(横浜市西区)にて、「ProPILOT Park RYOKAN」のひとつである「スリッパ」のデモ展示を行う。さらに、この「ProPILOT Park RYOKAN」旅館への宿泊予約を「1組限定」で開始した。

なお既に同種のプロモーションは複数回行われており、施策のアイディア自体はもはや珍しくない。ただ同社では、昨年来から「売り」とし、自社自らで「自動運転化」装備のさらなる消費者浸透を図り、競合他社が自らで「自動運転」を謳う前の段階で、自社の強みをより深く・広く浸透させていく構えのようだ。

コンセプトムービー / YouTube:https://youtu.be/tazFfEP_NcY
公式サイト:http://www.nissan.co.jp/BRAND/TFL/PPPR/

ちなみに動画による「ProPILOT PARK RYOKAN」 内容は、新型「日産リーフ」 搭載の「プロパイロット パーキング」がスイッチ操作で駐車を自動アシストするのと同じく、「ProPILOT Park RYOKAN」ではスイッチ操作で「様々な備品」が、自ら定位置へと移動し、自動的に整理整頓される様を訴求する。

さらに玄関、宿泊室などの天井に設置されたカメラが、スリッパや座布団などの位置を把握し、リアルタイム画像処理技術とソナー情報を組み合わせ、それぞれが進行すべき正しい位置に向けて、自走機能を持つスリッパ、座布団、テーブル、リモコンなどが空いているスペースへと自ら動き始める様を見せていく。

日産グローバル本社ギャラリーにてデモを実施日時は、2月1日(木)~2月4日(日)10:00~20:00。展示場所は日産グローバル本社ギャラリー(神奈川県横浜市西区高島1-1-1)となる。

また最後に「一の湯本館」への宿泊受付については、宿泊可能日程が、3月24日(土)〜3月25日(日)を予定。「ProPILOT Park RYOKAN」体験宿泊は「1組(2名)限定」と設定されている。

応募するにき、自身のTwitterアカウントより 「#PPP旅館 #wanttostay」 とハッシュタグを付け、宿泊希望人数を明記の上、公開設定で投稿する。条件等を精査の上、事務局より連絡するとしている。気になる応募期間は、1月25日(木)14:00 ~ 2月10日(土)18:00迄の間となる。