ピレリは、次レースからのグランプリ3戦用のタイヤ選択を発表した。
シンガポールでは、P Zeroレッド・スーパーソフトとP Zeroイエロー・ソフトが使用される。迅速なウォームアップと最大限のメカニカルグリップを提供するこの組み合わせは、マリーナベイ市街地サーキットの特性に完璧に適応するという。
対照的に、日本では、レンジ中で最も硬い組み合わせであるP Zeroオレンジ・ハードとP Zeroホワイト・ミディアムが選択されている。
この組み合わせは、高負荷によってタイヤが酷使される鈴鹿の高速コーナーに対応する。
また日本グランプリは、昨年よりも時期的に早く開催されることから、若干高い気温のコンディションになることが予想しているようだ。
ロシアグランプリ用としては、P Zeroレッド・スーパーソフトとP Zeroイエロー・ソフトが選択されている。この組み合わせは、今年で2回目のグランプリ開催となるソチの広範囲に渡るコーナーと滑らかな路面に対応する。
上記のタイヤ選択は、ロシアグランプリを除いて2014年と同じ組み合わせになる。
ロシアグランプリ用の組み合わせは、昨年よりも一段階軟らかくなっている。昨年の初開催時からアスファルトの変化が小さいことと、2014年のデータを分析した結果、軟らかい組み合わせが可能となった。