プジョー、「フランクフルトモーターショー2015」をスポーツとテクノロジーで演出


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「フランクフルトモーターショー2015」では、ホール8に2900㎡のスペースを構えるプジョー。

ブースでは、「308 GTi by PEUGEOT SPORT」(ワールドプレミア)、「PEUGEOT FRACTAL」(フラクタル、ワールドプレミア)、新しい2トーンのクープ・フランシュによる「PEUGEOT QUARTZ」、そして「308 R HYbrid」が展示され、世界初公開の4つのコンセプトモデルが集結する。

https://www.youtube.com/watch?v=V3BNKiOkTPA

プジョーはIAAに於いて、ブース内テーマとして「スポーツ」と「テクノロジー」という、ふたつのテーマを掲げている。

まず「スポーツ・エリア」では、「308 GTi by PEUGEOT SPORT」、「208 GTi by PEUGEOT SPORT」、「RCZ R」、「308 Racing Cup」、そして「PEUGEOT Vision Gran Turismo」のシミュレーターを展示する。

一方で「テクノロジー・エリア」は、「PureTech」と「BlueHDi」 など高効率エンジン、「EAT6オートマチック・トランスミッション」、そして「308 R HYbrid」のプラットフォームを展示していく。 peugeot-to-produce-a-sports-and-technology-the-frankfurt-motor-show-20150908-7

プジョーは、2015年の上半期で充実した業績を挙げており、世界販売は88万6000台と対前年比で3.9%増加。とりわけヨーロッパ(+6.7%)、アジア(+9.6%)、アフリカと中東(+10.9%)、インド/パシフィック(+50.2%)では好調を維持しており、プレミアムマーケットへの移行も順調に進んでいる。

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また事業上、今や業績結果に匹敵する環境や技術面の取り組みにおいても、PSAプジョー・シトロエングループとして、来る2020年までに平均CO2排出量95g/kmを達成するという目標に対して、プジョーブランドは既に、自動車メーカーとして初めてCO2排出量106.9 g/kmという数値を達成している。

特にCセグメントでは、308がクラス上位にラインナップ。1.2ℓ PureTech 110では、CO2排出量はわずか95g/km。また本年6月には、PureTech 3気筒ターボエンジンは、1.0-1.4ℓ 部門の「エンジン・オブ・ザ・イヤー」を受賞している。

こうした技術的背景も踏まえ、「PEUGEOT 308 GTi by PEUGEOT SPORT」も今回ブースに出展される。

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1.6ℓ THP 270馬力のターボ付きガソリンエンジンを搭載した同車は、0-100kmを6秒フラット、電子制御によるトップスピードは時速250kmに達する。

11mm車高を低くし、トルセンLSD、大径380mmフロントブレーキ、19インチホイールにより卓越したハンドリング性能も提供している。

出展車両で次いで挙げたいのが「PEUGEOT 308 R HYbrid」である。

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車幅を80mm拡げ、力強さを増したプジョー 308 R HYbridは、270馬力の1.6ℓTHPガソリンエンジンに加え、プラグイン・ハイブリッドテクノロジーにより、それぞれの車軸上に搭載されたふたつの電気モーターが115馬力を発生。ピークトルクは730Nm、0-100km4秒というパフォーマンスを発揮する。

EMP2プラットフォームをベースとした同車は、CO2排出量70g/km。路面に合わせてHot Lap (500馬力)、Track (400 馬力)、Road (300 馬力) 、 ZEV (ゼロエミッション)と、パワーレベルの異なる4つのドライブモードを選択することが出来る。

対して同じ308 GTiと基本的部分を共有しつつ、サーキットのために開発されたクルマが「PEUGEOT 308 Racing Cup」である。

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プジョー・スポールがチューニングを施すこの新しいレースカーは、パワーが14%アップしており、スタンダードモデルよりも100〜150kg軽量化されている。

https://www.youtube.com/watch?v=ULQRiuKFe8Y

また6つのピストンを施したキャリパーによる競技用ブレーキと6速シーケンシャル・トランスミッション、パドルシフトを装着したステアリングを備えている。

最後は、2012年に208が登場して以来、180万人以上のユーザーに愛用されている「PEUGEOT i-Cockpit」、そうしたなかでプジョーはコンセプトカー「PEUGEOT FRACTAL(フラクタル)」で新提案をしていく。

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この未来の電気自動車には、より官能的なドライビングを提供するため、サウンドにフォーカスした新たな演出が盛り込まれた。

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加えてコックピットに於いては、HDホログラフィック・ディスプレイの新しいヘッドアップインストルメントパネル、小径ステアリングにタッチパッドを内蔵。

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スマートウォッチで遠隔操作してドアを開ける等のバイワイヤ技術を搭載し、インテリアの80%は3Dプリンターで制作された。

https://www.youtube.com/watch?v=kA8U4szeIjI

動力性能では、EV能力のみで204馬力を発生、0-100km6.8秒、0-1000m28.8秒で走りきる。フル充電時の走行距離は450kmである。