日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)から平成28年12月15日、国土交通大臣に対して、先の8月24日に発表したセレナについて、制動装置(ABSアクチュエータ)に関して下記の通りリコールの届出があった。
リコール届出日:平成28年12月15日
リコール届出番号:3958
リコール開始日:平成28年12月16日
届出者の氏名又は名称:日産自動車株式会社
取締役社長:カルロス ゴーン
問い合わせ先:お客さま相談室
TEL:0120-315-232
不具合の部位(部品名):制動装置(ABSアクチュエータ)
基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因:ABSアクチュエータにおいて、ギヤポンプ内部のオイルシール成形時の温度管理が不適切なため、オイルシールの硬度が低くなっているものがある。そのため、オイルシールにブレーキ液が浸透してシール性能が低下し、そのまま使用を続けると、ブレーキ液がアクチュエータ内部に漏れ、電気基板に浸入すると、システム異常となりABSおよびVDC警告灯が点灯して機能が停止し、最悪の場合、電気回路がショートして火災に至るおそれがある。
改善措置の内容:全車両、ABSアクチュエータの製造番号を確認し、対象の場合は当該ABSアクチュエータを良品と交換する。(平成29年2月上旬予定)
不具合件数:0件
事故の有無:無し
発見の動機:海外からの情報による。
自動車使用者及び自動車分解整備事業者に周知させるための措置:
・使用者:ダイレクトメール等で通知する。
・自動車分解整備事業者:日整連発行の機関誌に掲載する。
・改善実施済車には、運転者席側ドア開口部のドアストライカー付近にNo.3958のステッカーを貼付する。