日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は1日、公益財団法人日本生産性本部主催の「女性活躍パワーアップ大賞」※1において、当社の生産部門が「奨励賞」を受賞したと発表した。
日産は日本の製造業の共通課題である、「(1)労働人口の減少を踏まえた多様な人財(女性・高齢者・外国人等)の活用促進」、「(2)多様な人財が働くための製造ラインの改善」、「(3)女性社員の早期人財育成とモチベーション向上」を解決し、グローバルマザー工場として将来的な競争力を確保すべく、国内3工場合同(横浜・追浜・栃木)で「女性視点でのエルゴノミクス改善活動」及び「良いとこ取り※2ベンチマーク交流会」に取り組んできた。
今回の受賞は、3工場が合同で、女性視点でのエルゴノミクス改善活動を促進することで、女性のみならず、高齢者の働きやすい環境を創出している点、および改善活動や良いとこ取りベンチマーク交流会を通じて女性従業員の早期育成・モチベーション向上を実現している点が高く評価されたもの。
少子高齢化の進む日本において 働く人のダイバーシテイ化(多様化)は必須であり、様々な人が働ける職場=働きやすい=個々の人の能力を発揮できる(働き甲斐がある)職場への変化が求められている。
日産では、改善活動に女性視点を取り入れることで、男女の体格や筋力の差を考慮し、女性が無理なく作業できることを基準とすることで、より高い改善目標を達成することにつがなり、大きな改善効果が得られている。
女性技能員が生産現場に増えることは、すべての多様な人財にとっての働きやすい職場づくりに大きく貢献することとなる。
今回の受賞にあたって日産では、「今後も、ダイバーシティを競争力の源泉として継続的に成長する企業となるよう、取り組んでいきます」と述べている。
※1 「女性活躍パワーアップ大賞」は、公益財団法人日本生産性本部が女性の活躍推進及び女性活用による組織の生産性向上を実現すべく、独自性がある創意工夫された取り組みを行い、他の範となる企業を表彰する制度。
※2 「良いとこ取り」は、各職場で実践している良い活動事例を自らの職場に取り入れる事を意味している。(Photos Quote: Nissan Motor Co., Nakano Corporation)