本田技研工業株式会社(本社:東京都港区、社長:八郷隆弘、以下、ホンダ)の英国現地法人であるホンダモーターヨーロッパ・リミテッド(本社:バークシャー州ブラックネル 、社長:神子柴 寿昭)は現地時間2016年3月1日、ジュネーブモーターショー(プレスデー:2016年3月1日〜2日、一般公開日:3月3日〜13日)にて、新型「シビック ハッチバック」のプロトタイプモデルを、2017年初頭の欧州市場における発売に先駆けて世界初公開した。
ホンダを代表するグローバルモデル「シビック」シリーズは10代目を迎えた。
プロトタイプを初公開した新型シビック ハッチバックは、コンパクトクラスの新基準を確立したシビックシリーズの5ドアモデルとなる。
現行モデルが、欧州地域専用のプラットフォームを持つのに対し、今回はセダン、クーペと共にグローバルモデル共通のプラットフォームを使用して開発された。
欧州向けには、新開発の1.0L直噴VTEC TURBOエンジン、1.5L直噴VTEC TURBOエンジン、さらに進化した1.6L i-DTECディーゼルエンジンを搭載したモデルをラインアップしている。
新型モデルは、シビックシリーズのコンセプトはそのままに、ダイナミックでスポーティーなデザインをさらに際立たせ、優れた燃費性能や運動性能を両立し、使い勝手も向上させるなど、商品の魅力を大幅に高めている。
欧州向けシビック ハッチバックはホンダオブザユー・ケー・マニュファクチュアリング・リミテッド<Honda of the UK Manufacturing. Ltd.(HUM)>で生産され、今後は、欧州のみならず北米などにも販売を展開していく。
このほか、欧州で初公開し、2016年中に導入を予定している新型の燃料電池自動車「CLARITY FUEL CELL(クラリティ フューエル セル)」や、今年から欧州でも販売予定の新世代スーパースポーツモデル新型「NSX」なども出展した。
NSXは、ドイツでは約180,000ユーロ※1から、イギリスでは約130,000ポンド※1から販売し、4月より受注を開始。2016年秋よりお客様への引き渡しを予定している。
「シビック ハッチバック」プロトタイプモデルの主な特長
■スポーティーでダイナミックなエクステリアデザイン
・現行モデルに対して、全長を130mm、全幅を30mm拡大し、全高を20mm下げるとともに、ロングホイールベース化することにより、ロー&ワイドなスタンスを実現した。
さらに、フロントのオーバーハングを短くして、スポーティーなデザインを際立たせるとともに、走行性能の向上と室内空間の最大化を図った。
・フロントデザインは、大型エアインテークに加え、ヘッドライトやデイライトにLEDを採用するなど、ホンダのデザインを象徴するシャープでアグレッシブなスタイリングとしている。
・流れるようなルーフラインと、ボディ側面の2本のキャラクターラインにより、ダイナミックなデザインを強調した。
■クラストップレベル※2の燃費性能と高い運動性能を誇るエンジンラインアップ
・「環境性能」と「運転する楽しさ」を高次元で両立した新世代パワートレイン技術「EARTH DREAMS TECHNOLOGY(アース・ドリームス・テクノロジー)」の中で、欧州で初搭載となる1.0L直噴VTEC TURBOエンジンと1.5L直噴VTEC TURBOエンジンに加え、進化した1.6L i-DTECディーゼルエンジンの3つのラインアップを採用。クラストップレベル※2の出力性能と燃費性能により、力強い走りを実現している。
・2つのガソリンエンジンは、低フリクション化を図った新骨格をベースに、新開発のターボシステムと直噴技術を搭載。これにより、従来の自然吸気エンジンを上回る高出力・高トルクを最適なバランスで両立している。
※1税込み価格
※2Honda調べ Cセグメント(2016年3月時点)