NEXCO中日本、「SMBC環境配慮評価融資」で資金を調達。融資全額を高速道路の建設整備に充当


NEXCO中日本(中日本高速道路株式会社・本社:名古屋市中区錦2-18-19代表取締役社長CEO:宮池 克人、以下、NEXCO中日本)は、株式会社三井住友銀行から「SMBC環境配慮評価融資」を利用した資金の調達を行った。

この「SMBC環境配慮評価融資」は、同行と株式会社日本総合研究所が作成した独自の評価基準に基づき、企業の環境配慮状況を評価し、評価結果に応じて融資条件の設定をおこなう同行・私募債に基づく融資商品である。

今回の「SMBC環境配慮評価融資」では、NEXCO中日本が行っている取り組みを加味し、優れた環境配慮を実施しているとの評価を得て融資を得たもの。同環境評価型融資は、高速道路会社では初となった。

NEXCO中日本では、CO2排出量の抑制に資する高速道路のネットワーク化や渋滞解消等の実現に努めており、策定した環境方針に基づき様々な環境取組を推進していると云う。

具体的には「ETCレーン整備による料金所渋滞の解消」、「道路照明」、「EV(電気自動車)急速充電器等の省エネルギー導入」等の取組がCO2排出の抑制に寄与していること。

また高速道路内の樹木の剪定や、雑草の刈り取りで発生した植物発生材、高速道路の路面清掃により発生した廃棄物のうち、再資源化が可能なものはリサイクルするなど、資源の3R(Reduce(廃棄物の発生抑制)、Reuse(再使用)、Recycle(再資源化))を推進していること。

さらに高速道路の建設による、動植物の生息・生育基盤の消失や動物の移動経路の分断を最小限に抑えるエコロード(自然環境に配慮した道)づくりに取り組み、かつ環境活動の効果やコスト、事業活動が環境に与える影響の定量的な把握に努め、環境マネジメントを経営に取り入れて活動を進めているとしている。

なお今融資は、CO2排出量の抑制に資する高速道路のネットワーク化や渋滞解消等の実現に向けて、全額が高速道路の建設・整備資金に充当される。