三菱自動車工業、フィリピンの産業育成政策を受けたコンパクトセダン「ミラージュG4」の生産を開始


フィリピン政府の自動車産業育成政策「CARS Program」の支援案件では初の事業案件スタート

三菱自動車工業株式会社(本社:東京都港区、社長:益子 修、以下、三菱自動車)は2月17日、フィリピン共和国における生産・販売会社であるミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーション(以下、MMPC)の車両生産工場で、コンパクトセダン「ミラージュG4(他地域名:アトラージュ)」の生産を開始した。

三菱自動車工業によると、同国政府の自動車産業育成政策『CARS Program』の支援を受けた案件としては初となる。

同工場は年間5万台の生産能力を有し、5月からはコンパクトカー『ミラージュ』も生産を開始する予定。

MMPCは1964年に生産を開始。2009年には同国内の自動車会社として初めて累計生産50万台を、昨年5月には60万台をそれぞれ達成した。

また、2016年暦年の販売台数は、前年比12.9%増の59,480台(シェア15.3%)となり、10年連続で過去最高を更新している。

【MMPC の概要】
設立:1963年2月
本社・工場所在地:フィリピン共和国 ラグーナ州 サンタローザ市(マニラから南東に約45km)
資本金:1,640百万ペソ
主な事業内容:三菱自動車製車両の生産および販売
代表者:加藤芳明 (社長兼CEO)
株主:三菱自動車工業株式会社 51%、双日株式会社 49%
工場生産能力:5万台/年
工場敷地面積:21.4ヘクタール
従業員数:約1,400名(2016年12月現在)