JFEスチールのNANOハイテン、低CO2川崎ブランドに認定


川崎市(市長:福田紀彦)が制定している「低CO2川崎ブランド」において、JFE(ジェイ エフ イー)スチール株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:柿木厚司)の「高強度熱間圧延鋼板『NANOハイテン®』」が、対象ブランドとして認定された。

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(左)川崎市 福田紀彦 市長(右)JFEスチール 渡辺敦 東日本製鉄所京浜地区副所長

とどろきアリーナ(川崎市中原区)で開催された「川崎国際環境技術展2016」内の認定結果発表会にて、証書が授与された。

「低CO2川崎ブランド」とは、ライフサイクル全体でのCO2の削減を促すことを趣旨として、川崎市内で製造または研究開発された製品・技術の中から、特にCO2排出削減に寄与するものを川崎市が認定する制度。

JFEスチール株式会社当社では、「これからも世界最高レベルのエネルギー効率を実現し、更なる省資源・省エネルギーに資する生産プロセスや商品の開発を通じて、地球環境に貢献してまいります」と受賞の喜びを語った。

<認定された技術・製品>
「高強度熱間圧延鋼板『NANOハイテン®』」
鋼板中に、nm(1nm=0.000001mm)サイズの析出物を微細に析出させ、高強度で有りながら、優れた加工性を兼ね備えた鋼板。

加工上の問題からハイテン化が難しかった部分をハイテン化(薄肉化)したことで、自動車のサスペンションアームなどの足廻り部分や車体構造部分に採用され、車体重量軽量化による燃費改善に貢献する。