JapanTaxi株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:川鍋 一朗、以下ジャパンタクシー)は3月28日、ソースネクスト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:松田 憲幸)と業務提携し来る6月から全国1万台(2019年3月時点)のタクシーの車載タブレットに翻訳機能を実装する。
これは、同社のタクシーに搭載している「広告タブレット」「決済機付きタブレット」にソースネクストのAI通訳機「ポケトーク(POCKETALK) W」をSDK化して標準の通訳機能として搭載するもの。
「ポケトーク」は世界74言語(2018年12月時点)に対応し、ボタンを押しながら話しかけるだけで、通訳がいるかのように対話ができるAI通訳機。
対してジャパンタクシーに搭載済みの車載タブレットは、タクシーのキャッシュレス化を促進するほか、多言語表示によるインバウンド対応を行なってきた。
同社では2020年までにタブレット搭載タクシーを5万台まで増やす計画があり、このタブレットへの通訳機能追加により、タクシー業界の課題である増え続けるインバウンド需要の対応を加速させ、顧客サービスの向上に繋げていく予定だとしている。
実際の利用スタイルは、乗客がタブレット上でアプリケーションとしての「ポケトーク」を起動して下部のマイクに向けて話すと、乗務員側のタブレットに日本語が表示され、音声が流れる。また乗務員から日本語で返答すると、乗客側のタブレットに外国語で表示され音声が流れるという仕組み。
この「POCKETALK」 SDKは、AI通訳機「ポケトーク」の機能のうち通訳機能を組み込むためのソフトウェアディベロップメントキットとして今回ジャパンタクシーに提供した。SDKを組み込んだアプリケーションは、ポケトークの対応している74言語について、音声変換、翻訳、音声出力できる機能を利用できるようになる。