第109回「インディ500」の予選1日目が5月17日(米国・インディアナ州発)、インディアナポリス・モーター・スピードウェイで行われ、スペイン人ドライバーのアレックス・パロウ選手(チップ・ガナッシ)が初日のトップに立った。
この日は、気温約21℃・路面温度約38℃・風速24〜32km/h・最大瞬間風速48km/h超えのコンディション下で、激しい鍔迫り合いが繰り広げられ、NTTインディカー・シリーズの現チャンピオンのパロウ選手が予選1ラウンドで、4周平均時速233.043マイルという驚異的な記録を樹立した。
これに続いたのはチーム・ペンスキーのスコット・マクラフリン選手(2番手)とジョセフ・ニューガーデン選手(3番手)となっている。
首位に立ったパロウ選手は、2023年以来の2度目のインディ500に於けるポールポジション獲得を狙う。
その他の予選トップ12には、スコット・ディクソン選手、フェリックス・ローゼンクヴィスト選手、佐藤琢磨選手、マーカス・エリクソン選手などのホンダのドライバー達と共に、ファイアストン・ファスト・シックス入りを目指してポールポジションを争うことになる。
このトップ12での琢磨選手(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング )は当初、プラクティスでトラブルに悩まされていたものの最終的に上位に食い込み、2度のインディ500ウィナーとしての実力を示した。
なおトップ12以外の、13位から30位までの中団グループは来週日曜日の500マイルレースへの出場権が既に確定している。
同枠のホンダ勢は、キフィン・シンプソン選手(15位)、デブリン・デフランチェスコ選手(18位)、ルーキーのルイス・フォスター選手(22位)、エリオ・カストロネベス選手(24位)、カイル・カークウッド選手(25位)らが名を連ねている。
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インディアナポリス500・予選1日目のトップ12は以下の通り
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1位・アレックス・パロウ選手
Chip Ganassi 233.043 mi/h
(時速375.046 km/h)
2位・スコット・マクラフリン選手
Team Penske 233.013 mi/h
(時速374.998 km/h)
3位・ジョセフ・ニューガーデン選手
Team Penske 233.004 mi/h
(時速374.984 km/h)
4位・パトリシオ・オワード選手
Arrow McLaren 232.82 mi/h
(時速374.687 km/h)
5位・スコット・ディクソン選手
Chip Ganassi 232.659 mi/h
(時速374.428 km/h)
6位・ロバート・シュワルツマン選手
Prema Racing 232.584 mi/h
(時速374.308 km/h)
7位・デイビッド・マルーカス選手
A.J. Foyt Enterprises 232.546 mi/h
(時速374.247 km/h)
8位・フェリックス・ローゼンクヴィスト選手
Meyer Shank Racing w/ Curb-Agajanian 232.449 mi/h
(時速374.09 km/h)
9位・佐藤琢磨選手
Rahal Letterman Lanigan Racing 232.415 mi/h
(時速374.036 km/h)
10位・ウィル・パワー選手
Team Penske 232.144 mi/h
(時速373.6 km/h)
11位・マーカス・エリクソン選手
Andretti Global 232.132 mi/h
(時速373.58 km/h)
12位・クリスチャン・ルンガー選手
Arrow McLaren 231.809 mi/h
(時速373.06 km/h)