Hondaインターナビが、第4回技術経営・イノベーション賞に於いて「科学技術と経済の会会長賞」を受賞
本田技研工業株式会社(本社:東京都港区、社長:八郷隆弘、以下、ホンダ)は、この度、一般社団法人科学技術と経済の会(JATES)の「第4回技術経営・イノベーション賞」に於いて「Hondaインターナビ」のプローブデータを用いた快適、安全、安心な運転環境実現への取り組みで「科学技術と経済の会会長賞」を受賞した。
なお同表彰式は2月15日、13時30分よりホテル・グランドパレス(東京都千代田区)にて行われた。
この「技術経営・イノベーション賞」は、経済の発展、社会の変革、競争力の向上、福祉の向上などを飛躍的に実現するイノベーションで、事業化され投資や雇用を生み出しつつある優れた取り組みについて、事業推進者およびそのチームを表彰するもの。
今回選出されたホンダの双方向通信型カーナビ「Hondaインターナビ」は、2003年に車両から収集する「プローブデータ」を用いた高度な交通情報サービスを、世界に先駆けて実用化したもの。
さらに2010年に開始した無料通信サービスでは、収集データ量を飛躍的に増加させたことで、カーナビ向け交通情報発信のみならず、様々な情報の活用方法を開発・提供している。
具体的にはルート案内機能「インターナビ・ルート」で、プローブデータに規制情報や道路料金情報を加えることで、利用者のニーズに合わせた最速ルートや、省燃費で環境に優しいルートなどをリアルタイムに計算・誘導する高度なナビゲーションを実現。
また災害発生後に、実際に通行できた道路を公開する「通行実績情報マップ」は、東日本大震災において避難・救援ルートを見つけ出すための支援ツールとして大きな役割を果たした。
さらに渋滞箇所や急ブレーキ多発地点から対策が必要な箇所を検出し、道路整備効果の検証や交通安全対策の立案支援など、道路行政の効率化や高度化への活用にも寄与した。
■科学技術と経済の会会長賞
事業名:
「インターナビ」のプローブデータを用いた快適、安全、安心な運転環境実現への取り組み
受賞者:
本田技研工業株式会社、日本本部営業企画部インターナビ事業室
室 長:米田 徹郎
チーフ:間 俊輔
本田技研工業株式会社、四輪事業本部事業企画統括部グローバルテレマティクス部
主 任:仙石 浩嗣
チーフ:菅原 愛子
チーフ:益田 卓朗
「第4回技術経営・イノベーション賞」 表彰式
日時: 2月15日(月) 13:30〜14:30
場所: ホテル・グランドパレス(東京都千代田区)
同会場では、上記ホンダを含め、第4回 技術経営・イノベーション賞 受賞者には以下企業並びにチーム・個人が選出されている。
- 文部科学大臣賞
燃料電池自動車 MIRAI 【トヨタ自動車㈱】 - 経済産業大臣賞
航空機用炭素繊維複合材料【東レ㈱】 - JATES会長賞
獺祭の取り組み【旭酒造㈱】 - JATES会長賞
世界貴重文献資産のデジタル保存における新事業モデル構築 【㈱NTTデータ】 - JATES会長賞
プローブデータを用いた快適、安全、安心な運転環境実現【本田技研工業㈱】 - JATES会長特別賞
PAN系炭素繊維の発明と実用化への貢献 【進藤昭男博士】