本田技研工業株式会社(本社:東京都港区、社長:八郷隆弘、以下、ホンダ)の米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーター(本社:カリフォルニア州トーランス、社長:神子柴 寿昭)は下記米国現地時間の2017年1月9日、ミシガン州デトロイトで開催中の2017年北米国際自動車ショー(プレスデー:1月9日〜10日、一般公開日:1月14日〜22日)にて、北米向けミニバンの新型「ODYSSEY(オデッセイ)」を今春の発売に先駆けて世界初披露した。
Introduction of the All-New 2018 Honda Odyssey:https://www.youtube.com/watch?v=QA69vWPdW9I
北米向けオデッセイは、1994年のデビュー以来、多様化する当地のファミリーユーザーのニーズに合わせて改善を続け、同国内に於いて累計約250万台を販売した。
先代モデルがフルモデルチェンジした2010年以降も、米国に於けるミニバン販売台数で7年連続第1位を記録(12010年〜2016年の「Non-Luxury Mid Size Van」クラスでの米国内単年販売台数。IHS Markit調べ)するなど、高評価を獲得している。
今回5代目となった北米向け新型オデッセイは、3.5L V6直噴i-VTECエンジンに、Hondaが独自に開発した10速オートマチックトランスミッションをミニバンとして初めて(上級グレードに標準設定)採用し、力強い走りと共に、滑らかな加速感を実現した。
また、主要グレード(グレード別販売比率95%の構成を想定したEX以上のグレード)には、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を標準装備した。
加えて先代モデルが、車内に専用設計の掃除機を備え付けるなど、独自の装備や機能でファミリーユーザーにとっての使い勝手の良さを追求してきたように、新型では多様なシートアレンジを可能にする「Magic Slide™(マジックスライド)」や、マイク、スピーカー、赤外線カメラなどを使い、広い室内空間で離れて座る乗員同士を「つなげる」機能を追加した。
ほかにも、軽量化と車体剛性を高い次元で両立させたボディー、ハンドリングの精密さと上質な乗り心地を追求して設計したシャシー、米国内該当ミニバンクラス最大の荷室容量、存在感のある洗練されたエクステリアデザインなど、様々な領域において最上級のミニバンを目指して開発した。
なお車両は、ホンダR&Dアメリカズで開発され、米国アラバマ工場で生産される。また新開発の10速オートマチックトランスミッションは、ジョージア州タラプーサのトランスミッション工場で生産される。
【北米向け新型オデッセイの主な特長は以下の通り】
新開発の10速オートマチックトランスミッションを採用したパワートレイン
- VCM(可変シリンダーシステム)搭載の3.5L V6直噴i-VTECエンジンは、最高出力が先代に比べて32馬力向上させた280馬力とし、既存車以上に力強い走りを目指した。
- 9速または10速オートマチックトランスミッションを採用。上級グレードに標準設定されるHonda独自の開発による10速オートマチックトランスミッションは、ホンダ車およびミニバンとして世界で初採用シ、上質で滑らかな加速感を実現した。
先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」
- アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)や車線維持支援システム(LKAS)などを含む、先進の安全運転支援システムHonda SENSINGをEX以上の主要グレードに標準装備。
- 加えて、次世代ACE(Advanced Compatibility Engineering・アドバンスド・コンパティビリティー・エンジニアリング)ボディーや、運転席および助手席のニーエアバッグなどにより、最高水準の安心性能実現を目指した。
乗員同士を「つなげる」ユーティリティーの充実
- 2列目シートには中央席を取り外して、左右の座席を真横にスライドさせることができるマジックスライドを採用。
2列目シートにチャイルドシートを装着した状態での3列目へのスムーズなアクセスや、2列目の座席を互いに離したり、近接させたりと、状況に応じたシート配置を可能とした。
- 乗員同士のストレスないコミュニケーションを目指し、遮音ガラスや3層のドアシールを採用するなど、徹底したノイズ低減で静粛性を追求した。
- また、機能面でもつながりの充実を図り、ドライバーが後部座席の乗員にスピーカーやヘッドフォンを通して話しかけることができる「Cabin Talk(キャビントーク)」を搭載。
加えて、暗い室内でもダッシュボード中央の8インチ高解像度ディスプレイオーディオに、車載の赤外線カメラで後部座席の様子を映し出して見守ることができる「Cabin Watch(キャビンウォッチ)」も採用した。
新開発のボディー/シャシー
- 新開発のボディーとシャシーにより、クラストップレベルの静粛性、ハンドリングの精密さ、上質な乗り心地を追求した。
- ボディーには超高張力鋼板、アルミニウム、マグネシウムなどの素材を使用し、軽量化とボディー剛性を高い次元で両立。
- 可変ギアレシオ付きデュアルピニオンEPSを新たに採用したほか、ロック・トゥ・ロックの回転数を減らし、高い応答性と取り回しの良さを実現。
さらに、新開発のトレーリングアーム・リアサスペンションによってステアリングフィールや乗り心地を向上させたことに加え、よりコンパクトに設計したことで、クラストップの荷室容量とした。
- スノーモード対応の「Intelligent Traction Management(インテリジェント・トラクション・マネージメント)」や、ライントレース性やスムーズなハンドリングを実現する電子制御システム「アジャイルハンドリング・アシスト」などによりさまざまな天候下でも安定感のある運転フィールを提供する。
洗練されたエクステリア/インテリア
- フロントヘッドライトおよびテールライトにLEDを採用し、先進感のあるシャープさを演出。
空力性能にも優れた流麗なボディーラインや、スライドドアのレールをウインドウ下に隠すなどの細やかな配慮により、精悍でありながらもエレガントな外観に仕上がっている。
- インテリアにはソフトパッドを使用したインストルメントパネルや、7インチカラー液晶ディスプレイのメーターを採用するなどし、上質な室内空間を演出した。
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