ハーマンインターナショナル株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役社長:仲井一雄)は、英オーディオメーカー「Bowers & Wilkins(バウワース アンド ウィルキンス)」の最上位製品が、新型BMW「7シリーズ」(全車種対象)に採用されたと発表した。
ハーマンインターナショナル(米国本社/Harman International Industries, Incorporated)は、去る2008年4月に、Bowers & Wilkinsとのカーオーディオ事業におけるパートナーシップ提携を発表。
以来、自動車産業における新たなブランドオーディオのソリューションを、両社共同でデザイン・開発してきた。
両社合わせて100年以上にもなるハイエンドオーディオ分野での知見をベースに、ハーマンとBowers & Wilkinsがそれぞれに持つ強みを融合させたコラボレーションが、今回のBMW新型「7シリーズ」で実現した「ダイヤモンド・サラウンド・サウンド・システム」である。
開発当初より、BMW、ハーマン、Bowers & Wilkinsのエンジニアチームは、「アーティストと同じスタジオ空間にいるかのようなオーディオ・エクスペリエンスを生み出すこと」を目標に開発に取り組み、「ダイヤモンド・サラウンド・サウンド・システム」が誕生。
今回BMW新型「7シリーズ」に採用された「ダイヤモンド・サラウンド・サウンド・システム」は、Bowers & Wilkinsのフラッグシップモデル「800ダイヤモンドシリーズ」で使用されているスピーカーテクノロジーを使用している。
フロントのツイーターには、その性能が世界中で実証されてきたBowers & Wilkins独自のユニット「ダイヤモンド・ドーム・ツイーター」を採用。
人造ダイヤモンドで作られたこのツイーターを、車室内の音響にとって最適な位置に配置することで、鮮明かつ生き生きとした高音域を再現し、最高級のオーディオ・エクスペリエンスを提供。
ケブラー®素材を使用したミッドレンジ・ドライブ・ユニットと、ロハセル®素材を使用したバス・ドライバー・ユニットを採用し、余分なノイズ成分の無いクリアなサウンドと量感のある低音を実現している。
そして、最適に配置された16のスピーカーを精緻にチューニングすることによって、車内のどこに座っても変わらない、リアルなサウンドを提供しているという。
また、「ダイヤモンド・サラウンド・サウンド・システム」は、BMW新型「7シリーズ」の美学に則ったデザイン性を追及し、ステンレス製で音響性能にも優れた、フィボナッチ・パターン・ホールのスピーカーグリルにより美しい内装との一体感を演出している。
【16スピーカー・システムの主な仕様】
- 3 x 25mm Diamond DomeNautilus™・ツイーター(フロント、左右及び中央)
- 4 x 25mm アルミニウム・ツイーター
- 7 x 100mm ケブラー® ミッドレンジ・ドライバー
- 2 x 217mm ロハセル® セントラル・バス・サブウーファー
- 10チャンネル1400W クラスD アンプ
- QuantumLogic™ サラウンド・サウンド・プロセッシング
- 5モードのプリセットEQ <スタジオ、コンサート、ステージ、シネマ、ラウンジ>
※「ダイヤモンド・サラウンド・サウンド・システム」は、BMW新型「7シリーズ」のメーカーオプション設定。
BOWERS & WILKINSについて
Bowers & Wilkins (バウワース アンド ウィルキンス)は、イギリスの企業B&W Group Ltdによって製造される高級スピーカーブランド。
1966年にB&W Electronicsとして設立され、スピーカーコーンにケブラー素材を当初から使用したメーカー。
常に最先端音響解析を駆使したスピーカーを製造しつづけており、家庭用のスピーカーとして、また世界中の録音スタジオのプレイバックスピーカーとして信頼されている。