デンソー、車載向け半導体開発のインフィニオン社に出資


次世代の車両システム実現に向けた技術開発を加速

株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:有馬 浩二)は、自動運転など次世代の車両システムの実現に向けた技術開発を加速させることを目的に車載向け半導体のトップメーカーの1社であるインフィニオン社(本社:ドイツ ミュンヘン、CEO:Reinhard Ploss)に出資した。

出資の理由は、自動車の高機能化、電子制御の高度化に伴い車両に搭載される半導体が増加していること。加えて自動運転や電動化、コネクティッドなど、次世代車両に求められるシステムがこれまで以上に高度化、複雑化、大規模化していることにある。

こうした中デンソーは、車載向け半導体を次世代の車両システムを実現するキーデバイスとして位置づけ、豊富な経験や知見を持つ半導体メーカーとの協業関係を深めることで開発を強化していく。

今回、出資を行うことになったインフィニオン社は、車載向け半導体で制御用マイコンを筆頭に半導体センサーや電動化車両に用いられる半導体など幅広い領域での量産実績を持っている。

デンソーではこうしたインフィニオン社が持つ半導体技術と自社の車載技術を融合させることで、新たな領域での技術開発を加速させていきたい意向だ。

<インフィニオン社の概要>
1.社名:Infineon Technologies AG
2.会社設立:1999年4月
3.所在地:ドイツ ミュンヘン
4.CEO:Reinhard Ploss
5.従業員数:約 40,100人
6.事業内容:
自動車用、産業用などの半導体製品の設計、開発、製造、販売、およびシステムソリューションの提供