シトロエン・ベルランゴのオンライン発表会、8月26日の19時から


グループPSAジャパン(本社:東京都目黒区、社長:アンジェロ・シモーネ)は8月26日(水)、日本市場に今回初投入されるシトロエン・ベルランゴ(Citroen Berlingo)のオンライン発表会を実施する。(坂上 賢治)

このオンライン発表会は、8月27日(木)~30日(日)の4日間に亘って、〝ららぽーと豊洲〟で行われるベルランゴのリアル展示イベントに先駆けて行われるもの。

オンライン発表会では、報道記者向けの公開情報も含まれているが、予てよりベルランゴの正規投入を心待ちにしていた一般ユーザーも参加できる。

発表の舞台は、シトロエン公式YouTubeチャンネル上で19時から配信される予定。カタログモデルで導入される特別仕様車も、ここで発表される見込みだ。

ちなみにベルランゴは、シトロエン・ブランドのエスプリを纏(まと)うマルチパーパスビークルとして1996年に初代が誕生した。その7年後の2013年に2代目が、さらに2018年には3代目゛と進化を果たしている(累計販売対数は330万台に上る)のだが、日本国内に於ける車両投入は、本国PSAの判断で永らく封印されていた。

そんなベルランゴの魅力は、フランス車らしい仕立ての良いシートの座り心地のみならず、まるで横並びにレザーシートなどの〝豪華さ〟や、搭載装備の〝至れり尽くせり感〟だけをひたすら訴求する昨今の競合他車とは異なり、肩肘張らない〝素朴なクルマとの付き合い方〟を思い起こさせてくれる独自性にある。

従って、これまでの一部のベルランゴ好きは、並行輸入で英国仕様の右ハンドル車をわざわざ海外から仕入れてくるという裏技を使って乗っていた。つまりかつて日本に於いて、ベルランゴというクルマは、メーカーの正規ルートではなかなか手に入れることができない稀少なクルマのひとつだった。

しかし昨年2019年の秋、遂に本国PSAも日本の熱心ベルランゴファンの要求に抗しきれず、台数限定の特別仕様車をWeb上で2回に分けてリリース。これがいずれも僅か5時間30分という勢いで予約満了になったことを契機に、仏本国のPSAが方針を変更。ようやく日本国内へのベルランゴの正規導入が決まった。

この経緯の裏を返せば、それだけ満を持して日本マーケットに投入することになったベルランゴゆえに、折角ならインポーター側としては一定量が安定的に〝売れて欲しい〟と望んでいると考えられ、それだけ車両販売に力を入れているだろうと考えられる。

なお今回、正規販売を開始するベルランゴは、シトロエンで最も新しい車台(プラットフォーム)をベースとした3代目。

全長4403/全幅1848/全高1844/軸離2785mmのサイズに、5名フル乗車時のラゲッジスペースに於いてリアフロアトレイで余裕を残した状態で597リットルの容積を確保。2列目シートを倒した最大積載状態では2126リットルの大容量物を飲み込む。さらにルーフやリヤシート頭上後方には、大容量かつシッカリした収納スペースも備えている。

またひとたび助手席を倒せば、ロングタイプのサーフボードなど2.7m迄の長尺物も積み込める長大な収納空間が出現する。加えてダッシュボードを筆頭に、限られた室内に所狭しと合計28箇所の収納スペースを設けるなど、家族や仲間という複数人員という単位で、新たな遊び方を発明するために生まれたクルマと言えるだろう。

なお発表会となる公式YouTubeチャンネルは以下の通りだ。
https://www.youtube.com/user/CITROENjpOfficial