アウディ ジャパン、5.2ℓ・V10・540馬力の新型「Audi R8 Spyder」販売開始


エンジンの片バンクを休止させるシリンダー オンデマンド。ソフトトップは50km/h以下なら走行中も約20秒で開閉可能

アウディ ジャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:斎藤 徹)は、3月28日(火)にフルモデルチェンジを発表した、フラッグシップスポーツモデルのAudi R8のオープントップモデルAudi R8 Spyderが6月6日(火)より、いよいよ全国のAudi Sport店(26店舗、現時点)を通じて発売される。

2010年に1世代目が発売されたAudi R8 Spyderが、スーパースポーツカーの常識を覆す快適性を手に入れて2世代目へと進化した。

併せて新型となったCoupéと同様、ボディサイドのエアインテーク部にサイドブレードを装着することで、ミッドシップスポーツであることをアピールしている。

またフロントには、左右それぞれに37個ものLEDを備えたLEDマトリックスヘッドライトを標準装備。

LEDリヤコンビネーションライトの間にハニカムグリルを装着することで、Coupéとは異なる表情を演出している。

フレームには、アルミとカーボンファーバー強化プラスチック(CFRP)を組み合わせた総重量わずか208kgの新世代のアウディ スペース フレーム(ASF)を採用することにより、ねじれ剛性は先代モデルとの比較で50%の改善を果たした。

トップに架装された油圧電動式ソフトトップは遮音性に優れたクロス製で、フレームにはアルミニウムと鋳造マグネシウムを採用。

トップコンパートメントカバーはCFRP製となっている。このため重量は、約44 kgで軽量化と低重心化に貢献。開閉に要する時間は約20秒。50km/h以下であれば走行中の操作も可能だ。

最高出力540PSを発揮する自然吸気V10 5.2ℓの高回転型エンジンは、7速Sトロニックトランスミッションを介し、新開発のquattroフルタイム4WDシステムへと動力を伝達する。

このパワーを的確に伝えるために搭載された電動油圧多板クラッチは、運転状況に応じて駆動トルクを自動で分配し、極限の状況では前輪または後輪のいずれかへ100%のトルクを伝達することも可能。

また、低負荷時にはエンジンの片バンクを休止させるシリンダー オンデマンド(COD)を採用。アクセルペダルをオフにしたときにはエンジンを駆動系から切り離すコースティングモードとあわせて、高い燃費性能を実現する。

最後にインテリアは、モノポストデザインで各操作がドライバー中心に設計され、メーターパネル内に設置された12.3インチのTFTディスプレイに、スピードメーターやタコメーターを配備。

加えてナビゲーション システムを始めとする様々な情報を表示できるアウディ バーチャル コックピットを標準装備して、ドライバーの目線の動きを最小限に抑え、スポーツドライビングをサポートする。

なおこの新型Audi R8 Spyderは、AUDI AGのネッカーズルム工場近くに新設されたベーリンガーホフ(Böllinger Höfe)専用工場で手作りされている。

モデル:Audi R8 Spyder
エンジン:V10 5.2 FSI quattro 5.2ℓV型10気筒DOHC 540PS/540Nm
トランスミッション:7速Sトロニック
駆動方式Quattro
ステアリング左/右:
車両本体価格(税込)26,180,000