国土交通省は5月27日、タカタ製エアバッグ・インフレータに係るリコールの拡大スケジュールを公表した。
これまでタカタ製エアバッグ・インフレータ(ガス発生装置)の異常破裂に関しては、タカタ及び関連自動車メーカーが外部の調査専門機関を活用して発生原因の調査を行ってきたが、今般、乾燥剤が入っていないタカタ製エアバッグ・インフレータの中にある火薬(硝酸アンモニウム)が、湿気のある状態で長期間の温度変化にさらされると、劣化することが明白となった。
これを踏まえ、国土交通省は、関連自動車メーカー等に対し、乾燥剤の入っていないタカタ製エアバッグ・インフレータを搭載した車両のリコールへの対応についてヒアリング等を行い、以下のとおり、国内の関連自動車メーカーによるリコールの拡大スケジュールをとりまとめた。
国土交通省としては、本日(5月27日)、関連自動車メーカー等に対して、当該スケジュールを可能な限り前倒してリコールするよう指導した。
乾燥剤が入っていないタカタ製エアバッグ・インフレータに係るリコール対象範囲の拡大スケジュールは以下の通り
※ このほか、これまでのリコール改修によって乾燥剤が入っていないインフレータを装着された車両については、2019年度末までに再度リコールを実施する方針。