チャリチャリ、シェアサイクル用自転車を担保とする金融商品を開発

電動アシスト自転車1,100台で個人投資家を募り、まちづくりの推進力へ

チャリチャリ(本社:福岡市中央区、代表取締役:家本賢太郎)、三菱UFJ信託銀行(本社:東京都千代田区、取締役社長:窪田博)、ミュージックセキュリティーズ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中園浩輝)、インパクトサークル(本社:東京都港区、代表取締役社長/CEO:高橋智志)の4社は、国内初の動産信託を裏付けとした個人向け共感投資型ファンド「チャリチャリ地域インフラ投資ファンド」を組成し、2025年7月より販売を開始する。

上記ファンドは、チャリチャリが福岡エリアで新たに導入する電動アシスト自転車1,100台の動産信託を裏付けとして組成されたもので、チャリチャリがシェアサイクルサービスを通じて取り組む地域の交通課題を、地域の資本で解決する「金融の地産地消」を実現するものとして始動させた。

ファンドの募集は、近年高まるインパクト投資ニーズに応える共感投資型クラウドファンディング『セキュリテ』で行うと共に、インパクトの可視化を専門とするインパクトサークルと連携。

併せてこの投資自体が、地域社会にもたらすインパクトを定量的・定性的に可視化したレポートを発行することで、投資家が地域の課題解決の一員として参画。実際の社会変化への関わりを実感できる新しい投資の形を実現していくという。

同個人向け共感投資型ファンドの概要
– 国内初の動産信託を活用した社会課題解決型の金融循環ビジネスモデル。

– チャリチャリが福岡エリアで投入する電動アシスト自転車1,100台を信託化し、地域のインフラ整備に活用。

– ミュージックセキュリティーズの事業投資型クラウドファンディングプラットフォームセキュリテ」を通じて、社会課題に共鳴する個人投資家の参加を促進。

– インパクトサークルが作成する「インパクトレポート」を通じて、地域社会にもたらすインパクトを定量的・定性的に把握。

– 深刻化する地域交通課題とチャリチャリの取り組み。

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そんな「チャリチャリ」は、スマートフォンアプリで専用の赤い自転車の鍵をあけ、簡単に利用できるシェアサイクルサービス。

ベーシックは1分7円、電動アシスト自転車は1分17円で利用でき、いつでもどこでも、乗りたいときにすぐ利用できる体験の提供を目指してきた。

福岡では2018年2月にサービスを開始し、累計3,500万回以上の利用規模にまで成長した。

これまでに福岡エリア(福岡市・那珂川市・志免町・粕屋町)・名古屋市・東京都・熊本市・福岡県久留米市・三重県桑名市・佐賀県佐賀市・熊本県天草市・熊本県菊陽町の9エリアで展開している。

サービスを支える運営体制

【自転車再配置・整備】
利用者が乗りたい、使いたい時に自転車を使えるよう、毎日自転車の位置をモニタリングし、複数台のトラックで街中を駆け回り自転車の再配置を行っている。

また、バッテリーの交換やポートの整備にも取り組み、自社倉庫には自転車整備の資格を持つスタッフが車体のメンテナンスに従事している。

【カスタマーサポート】
利用者の問い合わせやトラブルに対応するべく、社内にサポート専門部隊を設置し電話・チャット・メールを通じて迅速に対応。

また万が一の事故発生時には、状況確認や必要な手続きの案内など安心・安全に利用いただけるよう交通事故専用窓口にて対応する。

【事業開発・地域企画】
チャリチャリをもっと便利に多くの方に使って貰うため、「なくてはならない移動手段」となるべく自治体や企業、地域社会と連携。

エリア内のポート候補地を独自開拓する他、企業や自治体、不動産保有者との連携したポート設置、LINEヤフーコミュニケーションズと連携したポートのリクエスト機能を提供し、地域の声を反映したポート展開に注力している。

その他、スポーツチームとの協働や地域イベントへの参加、警察と連携した交通安全運動の実施など、様々な団体とのコラボレーションにも取り組んでいる。

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上記を踏まえた新金融商品に係る取り組みは以下の通り

公共交通の持続可能性への懸念
都市部・地方ともに、少子高齢化や人口減少による担い手不足を背景として、公共交通の維持や移動手段の確保が喫緊の課題となっており、公共交通事業者のみでは地域の移動を支えられなくなる未来が迫る中、毎日の暮らしの移動が不便なまちが数多く存在する。

まちの細かな移動ニーズに応える存在としてのチャリチャリ
チャリチャリは「まちの移動の、次の習慣をつくる」をミッションとして、2018年2月に福岡市でサービスを開始して以降、累計3,500万回以上利用されるまでに成長した。(同商品発表時点)。

2025年4月には福岡県志免町および粕屋町へ、6月には那珂川市へ利用可能エリアを拡大し、また福岡市についても段階的にエリアを拡大していく中で、福岡都市圏として広域での移動ニーズに応え、また公共交通との接続向上により公共交通の利用促進や地域経済の活性化に取り組んでいる。

金融の地産地消による地域課題解決の促進
これまで、社会・地域課題の解決に向けて、地域の小規模事業者が持続的にモビリティサービスを提供するための資金調達手段は限られていた。

また、個人投資家が地域の社会課題解決に資する投資機会へアクセスする手段も限られていた。

このような背景を踏まえ、今回、信託機能とクラウドファンディング、インパクトの可視化を組み合わせた、「社会課題解決型の金融循環ビジネスモデル」を実現させた。

国内初の動産信託スキームによる自転車担保型個人向けファンド
「チャリチャリ 地域インフラファンド」は、自転車を“動く資産”として信託化した国内初の投資商品という。

三菱UFJ信託銀行が受託者となり、チャリチャリが福岡エリアで新たに導入する1,100台の電動アシスト自転車を担保とした動産信託を設定。信託が発行する信託受益権の一部を地域の個人投資家に投資して貰い、チャリチャリがシェアサイクル事業を通じて生み出した収益を原資として配当が分配される「金融の地産地消」モデルとなる。

参画する各社の役割は以下の通り

チャリチャリ
– 福岡・熊本等を中心としたシェアサイクルサービスの提供と運営
– 信託対象となる動産(電動アシスト自転車)の調達および管理

三菱UFJ信託銀行
– 電動アシスト自転車を信託財産とする国内初の動産信託スキームの組成
– プロジェクト全体設計、プロジェクト推進

ミュージックセキュリティーズ
– 信託受益権の一部を事業投資型クラウドファンディング「セキュリテ」を通じて個人投資家向けに販売・募集
– 投資家向け情報提供、「セキュリテ」コンテンツの企画・運営

インパクトサークル
– インパクトのロジックモデルおよび指標の設計
– 地域社会へのインパクトを定量的・定性的に可視化した「インパクトレポート」の作成と提供
– セキュリテ:「チャリチャリ地域インフラ投資ファンド」詳細
URL:https://www.securite.jp/fund/detail/8412

同金融商品の購入特典
【ライドチケット特典】
– 1口の投資につき「チャリチャリのライドチケット年5,400円分」が配布される。
– 毎月90円分のライドチケット5枚を12ヶ月間配布。
– 実際にサービスを体験することで投資を通じた社会貢献を実感して貰える取り組みとしている。

チャリチャリ株式会社
代表者:代表取締役 家本 賢太郎
本店:福岡市中央区長浜1-1-34
CharichariのWeb・SNS情報:https://charichari.bike
X (旧Twitter) : https://twitter.com/charichari_bike
Instagram : https://instagram.com/charichari_bike
TikTok:https://www.tiktok.com/@charichari_official
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