ボルボ・カーズ( 本社:スウェーデンヨーテボリ、CEO:ホーカン・サミュエルソン )は7月16日、サウスカロライナ州チャールストン郊外のリッジビルにある米国自動車工場の生産ラインに、ベストセラーのミッドサイズSUV「XC60」を追加する。
この最新鋭の工場では、フルEVのフラッグシップモデル「EX90」も生産しており、2026年後半にXC60の生産開始を予定している。
ボルボ・カーズのホーカン・サムエルソンCEOは、「XC60は長年に亘りボルボのグローバルベストセラーモデルであり、米国のお客様からも最も人気のあるボルボモデルです。2025年の最初の6か月間で、米国におけるXC60の販売台数は約23%増加しました。
チャールストンの生産ラインにXC60を追加することで、競争の激しい米国市場でもXC60の地位と魅力が、更に強化されると共に、米製造事業の雇用を支えるだけなく、新たな人材を創出することに繫がりことでしょう。
またこれは、製品を求められる現地市場に於いて車両生産するという私たちの目標にも合致するものであり、創業70周年を迎え、500万台以上の販売実績を誇る米国市場への長期的なコミットメントを強化するものでもあります。
加えてXC60は米国での人気に加え、ボルボ・カーズにとって世界的にも重要な車です。最近、240ワゴンを抜いて史上最多販売台数を記録し、現在世界中で270万台以上のXC60が販売されています」と述べた。
これを受けてボルボ・カーズ・アメリカズのルイス・レゼンデ社長は、「もちろん米国当地に於いてもXC60は、最も売れているボルボ車です。
安全性、ラグジュアリー性、そしてスカンジナビアデザインを兼ね備えたXC60は、アメリカのお客様に大変ご好評頂いています。
今年は既に、ボルボ・カーズの米国販売台数の33%以上がXC60で、そのうち25%がプラグインハイブリッド車です。
今や米国で4番目に売れている高級プラグインハイブリッド車であるXC60は、お客様にとって電動化への重要な架け橋でもあります。
プラグインハイブリッド車で電動化を体験したお客様は、次の車にもプラグインハイブリッド車または完全電動パワートレイン車を求める可能性が高くなります。
そんなXC60は間もなく、アメリカの自動車工場で組み立てられるようになります。皆様に愛されるXC60を、当地の製造工場からアメリカのお客様へお届けできることを誇りに思います」と述べた。