一般財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会(本部:東京都中央区、会長:高野明、以下、MFJ)は9月19日~20日に、スペインのタラゴナで開催された「2015 TRIAL DES NATIONS(トライアル・デ・ナシオン)」へ出場した日本チーム(藤波貴久選手、小川友幸選手、小川毅士選手、柴田 暁選手)が、優勝したスペイン、2位のフランスに続き、第3位を獲得したと発表した。
MFJでは、「ご声援いただいたファンおよび関係者の皆様ありがとうございました」と応援の謝辞を述べている。
このトライアル・デ・ナシオンは、国際モーターサイクリズム連盟(FIM)が年に一度世界各国で開催し、サッカーで言えばワールドカップ、テニスで言えばデビスカップのように、ナショナルチームで争う国別対抗世界選手権である。
なお、MFJでは同トライアル競技のさらなる活性化を目指し、2016年より全日本トライアル選手権にレディースクラスを新設する。併せて、選手会代表に就任に、小玉絵里加選手を選出した。
MFJ全日本トライアル選手権では、女性トライアルライダーの活躍の場を広げると共に、国内はもとより世界に通用するライダーを育成する目的もある。
以下、新設選手権の概要
・名称:
2016年MFJ全日本トライアル選手権シリーズ レディースクラス
・参加資格:
トライアル国内A級(NA)以上のライセンスを保持している女性
・競技車両規則:
MFJ公認車両適用(競技規則は国内トライアル規則に準ずる)
・ゼッケンカラー:ピンク地に赤文字
・アシスタント:1名まで可
・エントリー費:
5,900円(税込/予定)※アシスタントは5,600円(税込)
※その他:2016年シーズンは3~4戦開催予定
※開催日程等の詳細は、トライアル委員会で決定次第、MFJホームページなどで告知していく。
トライアルレディース選手会代表・小玉絵里加選手のコメント
「2013年、2014年にトライアル・デ・ナシオンに参戦させていただきましたが、その時に海外とのレベルの差が大きいと感じました。
なぜこれほどまでに違うのだろうと考えた時に、国内では女性同士が切磋琢磨できるクラスがないなぁと…。
そこでライバルがいれば、より成長でき、レベルも上がるのではないかと考え、レディースクラス設立に向けMFJさんと協議してきました。
最初は参戦するライダーも少数かもしれませんが、継続して認知度を向上させることが大切だと思います。また、私たちの奮闘を見て次世代を担う若い女性ライダーたちが増えてくれるように頑張っていきたいと思います。応援よろしくお願いいたします」