日立オートモティブシステムズ、環境向け技術で“超”モノづくり部品大賞


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環境対応車向けトラクションインバーターで“超”モノづくり部品大賞「自動車部品賞」を受賞

日立オートモティブシステムズ株式会社(本社:東京都千代田区大手町、取締役社長兼COO:関 秀明)は、国内約1,900社が参画するモノづくり日本会議と日刊工業新聞社が主催し、日本のモノづくりに寄与する卓越した部品・部材を表彰する「“超”モノづくり部品大賞」において、このたび、環境 対応車向けトラクションインバーターにより「自動車部品賞」を受賞した。

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今年で12回目となる本表彰は、「機械」「電気・電子」「自動車」「環境関連」「健康・バイオ医療機器」「生活関連」の6分野において産業・社会の発展に貢献する「縁の下の力持ち」的存在の優れた部品・部材を対象に、「自動車部品賞」をはじめ「機械部品賞」や「電気・電子部品賞」など、合計11の賞を授与するもの。

このたび、「自動車部品賞」を受賞した日立オートモティブシステムズの環境対応車向けトラクション インバーターの特長は、内部にあるパワーモジュールの放熱性能の向上により小型・高出力化したことにある。

具体的には、インバーター内で発熱の大きいパワー半導体が集積されたパワーモジュールの放熱性能の向上のため、直接水冷両面冷却方式を採用し、当社従来製品と比べ放熱性能を35% 向上すると同時に、インバーターにおいて当社従来比40%の小型・高出力化を実現している。

「自動車部品賞」受賞においても、この特徴的な冷却方式により、インバーターの小型化を実現したことが高く評価された。

また、小型化されたインバーターが独ダイムラー社の世界最高レベルの性能基準を満たし、メルセデス・ベンツ初のプラグインハイブリッド車に採用された実績も受賞理由に挙げられていた。

同社は今後も、インバーターをはじめとする電動パワートレイン 製品の強化を通じて、電動化車両の進化に貢献していく構えだ。

会社概要
日立オートモティブシステムズ株式会社
本 社: 東京都千代田区大手町二丁目2番1号 新大手町ビル
事業内容:自動車部品および産業用機械器具・システムの開発、製造、販売およびサービス