横浜ゴム(本社所在地:神奈川県平塚市、代表取締役会長兼CEO:山石昌孝)は5月22日、農業用機械向けタイヤなどオフハイウェイタイヤ(OHT)のルーマニアの子会社であるYokohama TWS Romania S.R.L.を通じて、同国に所在する固定資産を取得した。
取得したのは土地・建物および鉱山・建設用車両向けタイヤ(OTR)生産設備(現況:閉鎖工場)が対象となる。
この取得は2024年度から2026年度までの中期経営計画「Yokohama Transformation 2026(YX2026)」(ヨコハマ・トランスフォーメーション・ニーゼロニーロク)で掲げた「Hockey Stick Growth」(「うなぎ昇り」の成長)を果たすための戦略投資の一環として実施したThe Goodyear Tire & Rubber CompanyのOTR事業の買収に続くもの。
より具体的には、欧州に於けるOTRタイヤの生産能力の増強を目的としている。
横浜ゴムはOTRを含め、OHTの全てのカテゴリーに於いて強力な商品ラインアップと生産・供給能力を持つことで、OHT事業の更なる市場地位と競争力の強化を図り、企業価値を高めていくと話している。
取得資産の概要
所在地:Drobeta-Turnu Severin, No. 1 Portile de Fier Blvd, Mehedinți County, Romania
取得資産:土地、建物および生産設備
土地面積:約20万平方メートル
取得価額:3,500万米ドル
用途:鉱山・建設用車両向けタイヤの生産