ボルボ・カーズ、2017年上半期に21.2%増の営業利益を計上


中央ヨーロッパ標準時間の7月20日(木)午前6時(日本時間・同日午後1時)ボルボ・カーズ(本社:ヴェストラ・イェータランド県・イエテボリ、CEO:ホーカン·サミュエルソン、以下ボルボ)は、2017年上半期の営業利益を発表した。

2017年上半期、同社は68億SEK(スウェーデン・クローナ、日本円:約919億円)の営業利益を計上。この数字は、前年上半期56億SEK(約756億円)から見ても大幅な伸張となった。

同社は、この成長の背景として欧州市場での販売シェア拡大と、中国における販売台数の堅調な増加が挙げた。

売上高は991億SEK(約1.3兆円、前年同期842億SEK(約1.1兆円))、営業利益率は6.8%(前年上半期6.6 %)に増加した。

2017年上半期の販売台数でも、前年同期比8.2%増の277,641台となり、これで通年単位では4年連続で年間販売台数の記録更新が確実なものと見込まれている。

この成績について、ボルボ・カー・グループ社長兼CEOのホーカン・サムエルソン氏は、「私達は変革への投資を継続しながら同時に大きな利益を上げており、この変革への推進力は加速し続けています。

2017年上半期は、複数の主要市場の順調な伸びと、ヨーロッパ・中東・アフリカ地域の販売シェア拡大もあって、同期の販売台数は6.6%に増加しています。

アジア太平洋地域では、特に中国の業績が好調で、地域全体の販売台数は22.6%増、中国のみでは27.6%増となりました。

一方、米国は好調な下半期の状況を踏まえて、通年でも堅調な成長が見込まれます。

一部、製品の供給不足により、第一四半期の販売台数に影響が生じましたが、第二四半期には成長軌道に戻り、ミドルサイズSUVの新型XC60の納車開始が確実にそれを後押ししています。

世界市場全体で、私達は上半期の成長速度を維持することになります。今年度も売り上げ記録を更新することを確信しています」述べた。

なおボルボ・カーズは、今年後半に新型XC40を発売して急成長の高級コンパクトSUVセグメントに参入し、SUVのラインナップを完成させる予定となっている。※1SEK=13.5円にて換算(7月20日現在)