ボルボ・カーズ(本社:ヴェストラ・イェータランド県・イエテボリ、CEO:ホーカン·サミュエルソン、以下ボルボ)の新型ボルボXC90が、2015年のユーロNCAPのテストに於いて、5つ星の最高評価を獲得した。
また次世代の衝突回避・軽減オートブレーキを標準装備するXC90は、ユーロNCAPの自動ブレーキ車の追突回避テストにおいても、史上初の満点を獲得した。
この結果を受けて、ボルボの研究開発担当・上席副社長のピーター・メルテンス氏は、「これはボルボが開発したXC90が、世界で最も安全な車のひとつという事実のさらなる証明になるでしょう。
実際、ボルボはセーフティアシストの分野において、100点満点を得ています。ボルボは引き続き、自動車安全分野における技術革新のリーダーであり、先進安全装備の標準装備化は他社に先行しています」と述べた。
加えてXC90は、2013年から新たに加えられたセーフティアシストの分野に於いても100点満点を得ると同時に、「AEB(自動緊急ブレーキ)シティ」および「AEBインターアーバン」の2種類の緊急自動ブレーキのテストに於いても、初の最高得点を獲得した。
さらにXC90には、独立系の安全審査団体の多くが現時点でテスト項目として導入していない、歩行者保護機能も標準装備していることなどから、「スウェーデンの自動車メーカーが、自動車安全の分野をいかにリードし、事故を起こさない車を作るという究極の目標に向かって、ボルボが技術革新を続けていることを明確に示している」とボルボでは謳っている。
ボルボのチーフエンジニア マーティン・マグナッソン氏は、「ボルボは、ユーロNCAPが導入したAEBインターアーバン&シティのテストに、初クリアした自動車メーカーです。
ボルボの新しい衝突回避・軽減オートブレーキは、現在、標準装備されている衝突回避システムの中で、最先端なもののひとつです。一定の条件下で、昼夜を問わず、車両や自転車、歩行者を検知することができます」と語っている。