スズキの軽乗用車「スペーシア」と小型乗用車「ソリオ」が 「ASV++(ダブルプラス)」を獲得


「スペーシア」の「ASV++(ダブルプラス)」獲得は、軽自動車で初の認定に

スズキ株式会社(本社:静岡県浜松市、代表取締役社長:鈴木俊宏、以下、スズキ)の軽乗用車「スペーシア」と、小型乗用車「ソリオ」が2016年度JNCAP(Japan New Car Assessment Program)予防安全性能アセスメントに於いて、最高ランクの評価である「ASV(Advanced Safety Vehicle)++(ダブルプラス)」を獲得した。

今回栄冠を勝ち取った「スペーシア」は、ステレオカメラ方式の衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」及び「全方位モニター」を搭載した軽乗用車。

小型乗用車の「ソリオ」は、街中での取り回しに優れたコンパクトなボディーに、広い室内空間を備えたパッケージングをはじめ、使い勝手の良い後席両側スライドドアや、良好な燃費性能などを特長とするコンパクトハイトワゴンである。なお「スペーシア」は軽自動車で初の「ASV++」認定となった。

搭載機能のうちデュアルカメラブレーキサポートは、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能、エマージェンシーストップシグナル等とセットでメーカーオプション設定しているもの。

全方位モニターは、メモリーナビゲーション、TV用ガラスアンテナ、ハンズフリーマイク、外部端子[USB・AUX]とセットでメーカーオプション設定している。今回は、この「デュアルカメラブレーキサポート」装着車が66.7点を獲得し「ASV++」に認定された。

なお「ソリオ」は、2015年度JNCAP予防安全性能アセスメントにおいて「ASV+」に認定されていたが、試験項目が増えた今年度は68.1点を獲得し「ASV++」に認定された。これは12月1日に「ASV++」に認定された「イグニス」に続き、スズキ登録車で2車種目の獲得となった。

 

ちなみにJNCAP予防安全性能アセスメントは、国土交通省と独立行政法人 自動車事故対策機構(NASVA・National Agency for Automotive Safety and Victim’s Aid)が自動車の先進安全技術について評価し、結果を公表する制度である。

2016年度の評価対象は、昨年までの「前方車両に対する衝突被害軽減制動制御装置(AEBS・Autonomous Emergency Braking System)」、「車線逸脱警報装置(LDWS・Lane Departure Warning System)」、「後方視界情報提供装置(バックビューモニター)」の試験に加えて、「歩行者に対する衝突被害軽減制動制御装置(AEBS)」を追加した4項目で71点満点の評価点が与えられる。

評価点の合計が12点を超える場合は「ASV+」として認定され、さらに46点を超えると「ASV++」に認定される。

試験結果詳細(NASVAホームページ)http://www.nasva.go.jp/mamoru/active_safety_search/