ニッサンブランドのランキングは昨年の49位から43位に上昇
ブランド価値は110億6,000万ドル（1兆1281億円）に増加し、今年4番目に成長したブランドへ
国際環境に於いてブランドコンサルティングを行うインターブランド社は10月6日、日産自動車株式会社（本社：神奈川県横浜市西区、社長：カルロス ゴーン）こと「ニッサン」ブランドを、世界で価値のあるブランドのひとつに選定した。
インターブランド社に於いてニッサンブランドは、5年連続で選定され、今年度は昨年の49位から43位にランクアップした。
同社によると現在の「ニッサン」ブランドの価値は、110億ドル以上と評価されている。この結果、ニッサンブランドは今年のランキングで4番目に成長したブランドとなった。
日産のグローバルマーケティング、ブランドストラテジー担当常務執行役員のルー ドゥ・ブリース氏は、「この5年間、日産では全社的に一貫してブランドパワーに焦点を置いてきました。
https://www.youtube.com/watch?v=u3wtZtACJ2U
※上記映像は、2004年時に於けるブランド価値に対するコメント
我々の努力が、このような影響力のあるブランドランキングにおいて引き続き評価を得たことは非常に励みになります。
今年も引き続きニッサンブランドが最も成長した自動車ブランドとなったことは、我々の商品に関するストーリーや将来のドライビングについての将来像が引き続き共感を得られている証です。
今回の結果は、ブランド認知度の向上を通じて堅実な実績を挙げることを目指した日産の継続的な取り組みの評価を反映しています。
日産は、運転をより安全に、よりエキサイティングに、より持続可能にする『ニッサンインテリジェント・モビリティ』のストーリーを伝えていくことで、ニッサンブランドにワクワク感を生み出すことに積極的に取り組んできました。
ニッサンブランドはこの1年間、リオデジャネイロオリンピックやUEFA（欧州サッカー連盟）チャンピオンズリーグなど、注目度の高いイベントのスポンサーになることで、ブランド認知度を高めてきました」」とコメントした。
「ゼロ･エミッション／ゼロ･フェイタリティ」な未来を実現するための取り組み。ブランドストーリーを介した認知度向上の取り組みを評価
なおインターブランド社のレポートを見ると、今年ニッサンブランドがランキングを上げた要因について、以下の様に述べている。
（１）デジタルプラットフォームおよび技術を用いたブランド認知度向上のための長期的ビジョン。
（２）マイクロソフトとのグローバルな提携など、車両コネクティビティおよびコネクテッドサービスに重点を置いた新しいパートナーシップの構築。
（３）同一車線自動運転技術「プロパイロット」を搭載した「セレナ」や、「NISSAN GT-R NISMO」など、革新的な商品の発売
顧客満足への継続的な力強いコミットメント。
（４）銀座でニッサンブランドのモダンで新しい表現を作り出すことに成功した「NISSAN CROSSING （ニッサン クロッシング）」のオープン。
このインターブランド社による「ベスト・グローバル・ブランド」は、同社が毎年発行する世界で最も価値の高いブランドに関するレポートである。
なおインターブランド社（Interbrand、本社：米国・ニューヨーク、CEO：ジェズ・フランプトン） は、1974年にロンドンで設立されたブランディングファーム。
世界27か国、約35のオフィスを拠点とする主な業務は、ブランド戦略策定、デザイン・ネーミング・メッセージ等クリエーションの制作、ブランド価値向上施策の立案・実行、ブランド管理組織・管理体系導入など、ブランド全般についての包括的支援を展開している。
インターブランドの「Brand Valuation（ブランド価値評価）」は、ISOによって、世界で最初にブランドの金銭的価値測定に於ける「世界標準」手法として認められている。
インターブランドでは、コンサルタントとクリエイターがチームとなって、ブランド価値評価・ブランド戦略コンサルティング、ブランドデザイン、ネーミング・スローガンまでを自社のリソースで完結する体制を擁している。
上記を踏まえて財務実績を前提に、事業資産としてのブランドの継続的投資、及び運営、商品購入に至るまでのブランドの役割、ブランドの強み等についての調査も実施している。
このインターブランド社の「ベスト・グローバル・ブランド2016」の詳細については、以下のウェブサイトから確認することが出来る。
http://www.bestglobalbrands.com/ 
※為替は便宜上、直近の為替レートである1USドル＝102円とした。