「Pepper」、全国の日産レディー・ファーストショップに配属開始


日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は12月17日、日産の販売店舗に導入した人型ロボット「Pepper」に日産オリジナルのアプリケーションを搭載し、同日より本格的に顧客対応を開始したと発表した。

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日産は、「店頭に気軽に足を運んで欲しい」という想いをカタチにするために、Pepperを全国のレディー・ファーストショップの内100店舗に、11月下旬より順次導入準備を実施してきた。

日産の販売店のPepperは、来店者に日産のクルマに興味を持ってもらったり、店頭でのひとときを愉しく演出するため、日産オリジナルのアプリケーションを搭載した「Pepper」で顧客を出迎える。Pepperによる愛くるしい商品説明や接遇を行っていくよう専用のプログラミングが施されている。

なお、この日産オリジナルのアプリケーションは、吉本興業グループの「よしもとロボット研究所」と日産が共同で開発したものだという。

日産の販売店で体感できるPepperの機能は以下の通り。

  • 「商品紹介」
    商品の説明をわかりやすくPepper目線で説明。
  • 「クルマで一問一答」
    日産やクルマに関する質問に、Pepperが面白おかしく答えるコミュニケーションアプリ。
  • 「日産オリジナルゲーム」
    クルマや日産をモチーフにした早口言葉やノリツッコミで、子供から大人まで、幅広い年代に楽しめる内容。
  • 「ブンブンPepper」(仮)
    世界で初めて(※)、Pepperが自律移動するアプリ。
    人を認識し、自動追尾することで、クルマの自動運転の技術を分かりやすく体験できる。(※)Pepperのアプリ開発審査実施アプリとして世界初。「ブンブンPepper」(仮)は、1月中に審査終了予定。

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さらに日産の販売店で顧客を出迎えるPepperは、今後より多くの顧客の来店を促すため、以下のような機能を追加していく予定。

● あそびやゲームを通して、分かりやすく日産のクルマの装備や技術を伝えていく機能。
● 顧客を顔認証していく機能や、個々の反応を蓄積・分析する機能等を活用し、いままでにない最適なおもてなし対応を実現する機能。

また、12月17日より、日産店舗のPepperについてより広く周知していくための特設サイトをオープンした。このサイトでは、日産 レディー・ファーストショップに導入されたPepperについて、分かりやすく解説している。
< http://www2.nissan.co.jp/EVENT/LADIESFIRST/PEPPER/ >

レディー・ファーストショップとは
日産は女性や初めてクルマをご購入する顧客層に向け、店舗運営や設備などに独自の認定基準を設けた「レディー・ファーストショップ」を設定している。

「レディー・ファーストショップ」は、温かみのある店内に、女性カーライフアドバイザーが在駐し、小さなお子さま連れの来店者に対してキッズラウンジを用意。より快適にクルマのご相談を可能にしたショップ。

日産は、「レディー・ファーストショップ」に「Pepper」を導入することにより、従来にないサービス提供にてお客さま満足度の向上を目指している。