MotoGP日本グランプリ、主催者推薦の日本人ライダー決定


本田技研工業株式会社(本社:東京都港区、社長:八郷隆弘、以下、ホンダ)は10月11日に、ツインリンクもでぎで決勝レースが開催される2015 FIM MotoGP™世界選手権シリーズ第15戦MOTUL日本グランプリに、主催者推薦(ワイルドカード)でHonda車を駆って参戦する各クラスの日本人ライダーとチーム体制を決定した。

MotoGPクラスにはHonda RC213Vで高橋 巧選手(#72 25歳)が、(株)ホンダ・レーシング(以降 HRC)が運営する「Team HRC with NISSIN」から参戦する。

また、Moto2クラスには2014年の全日本ロードレース選手権シリーズJ-GP2クラスチャンピオンの高橋 裕紀選手(31歳 Moriwaki Racing)と2015年アジアロードレース選手権に参戦中の小山 知良選手(32歳 NTS T.Pro Project)が参戦する。

さらに、Moto3クラスには2015年全日本ロードレース選手権シリーズJ-GP3クラスに参戦している水野 涼選手(17歳 MuSASHi RT HARC-PRO)と栗原 佳祐選手(18歳 MuSASHi RT HARC-PRO)がHonda NSF250Rで参戦する。

MotoGPクラスに参戦する高橋選手はHRCで開発テストライダーを努め、今シーズンは全日本ロードレース選手権JSB1000クラスにMuSASHi RT HARC-PROから参戦。

2010年、2013年、2014年の鈴鹿8時間耐久ロードレースで優勝を飾っている。MotoGPクラスに、HRCからワイルドカード参戦するのは2011年の伊藤 真一選手を起用して以来のこととなる。

motogp-japan-grand-prix-organizers-recommendation-of-japanese-writer-decision20150911-2高橋 巧選手のコメント
「過去、何度かシーズン前のMotoGPのツインリンクもてぎでのテストに参加させて頂き、世界のトップライダー達の走りは目の当たりにして来ました。

今回、実戦参加できる、と言うお話を頂き、彼らと一緒に走ることが出来るか、と思うと今からワクワク、ドキドキしています。皆さんのご期待に沿える様、全力で頑張りたいと思いますので、ご声援、よろしくお願いします。」

Moto2クラスに参戦する高橋選手は、2005年からFIMロードレース世界選手権シリーズに250ccクラスで参戦を開始。

同クラスで通算2勝を挙げ、2009年にはMotoGPクラスにステップアップ。2010年からはMoto2クラスにクラスを変更して参戦し、2014年からは全日本ロードレース選手権J-GP2クラスに戦いの場を移し、チャンピオンを獲得した。日本グランプリには昨年に引き続き、2年連続での参戦となる。

motogp-japan-grand-prix-organizers-recommendation-of-japanese-writer-decision20150911-3高橋 裕紀選手のコメント
「この度はMOTUL日本グランプリMoto2クラスへのワイルドカード参戦が決まりました。まず、この機会を与えて下さいました全ての関係者の方に感謝します。

このクラスはHonda CBR600RRのエンジンを使用したワンメイクレース。私自身ホンダファミリーとしても与えられた環境の中で最大限の力を発揮できる様、精一杯頑張りたいと思います。応援宜しくお願い致します。」

小山 知良選手コメント
「昨年に続き、今年もNTS車輌でMoto2クラスに参戦出来る事を大変嬉しく思っています。

過去のGP参戦の経験をフルに生かし、一つでも上の順位を走れるように頑張りますので、皆様の熱い応援宜しくお願い致します。」

Moto3クラスに参戦する水野選手と栗原選手は、ともにMuSASHi RT HARC-PROから全日本ロードレース選手権シリーズJ-GP3クラスに参戦。

水野選手は弱冠17歳の高校生ライダーながら今シーズン3レース中2レースで表彰台を獲得して、現在(第3戦終了時点)シリーズランキング2位。

栗原選手も水野選手と同様に18歳の高校生ライダーで、今シーズン3レース全てで表彰台を獲得してランキング3位。初の世界選手権参戦で上位入賞を狙う。

motogp-japan-grand-prix-organizers-recommendation-of-japanese-writer-decision20150911-4水野 涼選手のコメント
「日本グランプリにワイルドカード参戦出来る事は大変嬉しく貴重な経験です。今回の出場には多くの方々の支えがありました。一つでも上を目指し、支えて頂いた皆様に恩返ししたいと思います。」

栗原 佳祐選手のコメント
「全日本では調子が上がってきているので、グランプリでどれ程度の戦いができるかを楽しみにしています。

初めて戦う世界選手権ライダー、使い慣れないタイヤなどの不安もありますが、精一杯戦い、最低でもポイントが取れる位置まで上がりたいと思います。」