LEXUS、コンパクトクロスオーバーの「UX」発売


トヨタ自動車株式会社(本社:愛知県豊田市、代表取締役社長:豊田 章男、以下トヨタ)傘下のLEXUSブランドは11月27日、新型UXを全国のレクサス店を通じて発売した。

UXは、「Creative Urban Explorer」をコンセプトに、新たなライフスタイルを探求するきっかけ「CUE」となることを目指したコンパクトクロスオーバー。

タフな力強さを強調する厚みのあるクロスオーバーらしいシルエットを強調しながら、GA-Cプラットフォームの採用に加え、ボディの高剛性化と軽量化による低重心化で操舵応答性・操縦安定性を追求したと同社では謳っている。

直列4気筒2.0L直噴エンジンは新開発で、2.0Lハイブリッドシステムなどの環境エンジンも用意した。車線維持支援機能などを含む進化した「Lexus Safety System +」を採用している。価格は3,900,000円~5,350,000円(消費税込み)となっている。

ボディカラーは、赤土のような重厚感を想定した「ブレージングカーネリアンコントラストレイヤリング」、岩肌をイメージした「テレーンカーキマイカメタリック」、ハイライトにガラスフレークを混ぜ込んだ「セレスティアルブルーガラスフレーク」の新色を含め全13色とした。

機能面ではセンターコンソールボックスとパームレストが一体となった前後に長いアームレストを採用し、体格を問わず使いやすい空間としている。

フロントシートには、伝統的な刺繍技法である「刺し子」をモチーフとしたステッチを採用したほか、ベンチレーション機能を持つパーフォレーションを採用。また和紙のような質感を表現したインストルメントパネル上部のオーナメントなどLEXUS独自の日本の美意識を取り入れたデザインとした。

LEXUS UX 主要諸元
全長(mm) 4,495
全幅(mm) 1,840
全高(mm) 1,540
ホイールベース(mm) 2,640
タイヤ&ホイール 17または18インチ

プラットフォームは、GA-Cプラットフォームの採用に加え、レーザースクリューウェルディングや構造用接着剤の使用部位拡大と、ドア開口部環状構造の採用により、ボディの高剛性化を実現。

ボディパネルにはアルミ部材などを採用し、軽量化による低重心化を追求した。またコラムシャフトを大径化し、ねじり剛性を高めたコラムアシスト式電動パワーステアリングを採用。サスペンションは、フロントにマクファーソンストラット式、リヤにダブルウイッシュボーン式を採用した。

パワーユニットは熱効率(ガソリンエンジン用 : 40%、ハイブリッドシステム用 : 41%)を実現。レーザークラッドバルブシートの採用によりシリンダー内の空気の渦と吸気流量を強化。さらに、ピストンの側面にレーザーでクロスハッチ状の細い溝をつけ保油性を向上させる世界初の技術やレースエンジンの開発で培った高回転化技術を採用した。

直列4気筒2.0L直噴エンジンと組み合わせた新開発のハイブリッドシステムは、モーターによるアシストとエンジン回転数を最適化し、JC08モード燃費で27.0km/Lの燃費性能を確保した。

なお“F SPORT”の仕様は、フロント・リヤバンパー下部の漆黒メッキ、専用アルミホイールとの組み合わせで、下部をダークトーンにコーディネートした。さらに“F SPORT”専用のシートやステアリング、メーターを採用。きめ細かい減衰力の制御を行うリニアソレノイド式AVSとパフォーマンスダンパー(リヤ)を設定した“F SPORT”専用のチューニングにより、よりスポーティな味わいを演出した。

車両情報 :https://lexus.jp/models/ux/