ジャガー初のBEV「I-PACE」、欧州カーオブザイヤー2019


ジャガー・ランドローバーオートモーティブPLC(Jaguar Land Rover Automotive PLC、本社:英国・コベントリー、CEO:ラルフ・スペッツ)初のフルバッテリー電気自動車(BEV)である「I-PACE」がスイス時間の3月4日、「ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー 2019」に選出された。ジャガー・ブランドとしては初の受賞となる。

「ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー」の選考委員は、23か国から60名の著名なモーター・ジャーナリストで構成され、技術的革新性、デザイン、パフォーマンス、効率性、価格に見合った価値という観点から評価された。

選考では「アルピーヌ A110」、「シトロエン C5エアクロス」、「フォード フォーカス」、「キア シード」、「メルセデス・ベンツ Aクラス」、「プジョー 508」の6つのファイナリストを抑え、唯一のゼロ・エミッション・モデルとして「ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー2019」を受賞した。

ジャガー・ランドローバーの最高経営責任者(CEO)、ラルフ・スペッツ博士は「ジャガーにとって初めてのBEV『I-PACE』が、同じくジャガーにとって初となる『ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー2019』を受賞することができ、大変嬉しく思います。

『I-PACE』は、英国で白紙の状態からデザインおよびエンジニアリングをした、技術的に最も高度なBEVであり、真のゲームチェンジャーだと自負しております。今回の受賞は、ワールドクラスのチームが積み重ねてきたこれまでの努力の結実であり、私たちの誇りです。

同車は、世界的に順調に販売を伸ばしており、これまでに8,000台超のデリバリーをしていますが、ヨーロッパにおける販売台数は全体の75%を占めます。

I-PACEのような高いデザイン性とドライビング・パフォーマンスを兼ね備えたモデルは他に類を見ません。先進の電動パワートレインとビスポークのアルミニウム・アーキテクチャーの利点を最大限発揮するよう設計されており、スポーツカーのようなパフォーマンスとSUVならではの実用性を提供します」と話している。

ちなみに同社では、I-PACEオーナーが、ヨーロッパ全土にある85,000以上の充電スポットを利用することができること。

併せて2018年3月1日のワールドプレミア以降、「ドイツ・カー・オブ・ザ・イヤー 2019」、「ノルウェー・カー・オブ・ザ・イヤー 2019」、「UKカー・オブ・ザ・イヤー2019」、「BBC TopGearマガジン EVオブ・ザ・イヤー」、「中国グリーン・カー・オブ・ザ・イヤー」、「Autobest’s ECOBESTアワード」などの55の賞を獲得したと結んでいる。