本田技研工業株式会社(本社:東京都港区、社長:八郷隆弘、以下、ホンダ)のスポーツモデル「NSX」が、2016-2017日本カー・オブ・ザ・イヤー「実行委員会特別賞」(主催:日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会)を受賞した。
NSXは、初代モデルの「人間中心のスーパースポーツ」というコンセプトを継承しつつ、先代とは異なる高効率・高出力の3モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID SH-AWD®(Super Handling-All Wheel Drive)」を採用。先代とは異なる新世代のスポーツカーとして開発。従って同社では、「新時代のスーパースポーツ体験(New Sports eXperience)」の提供を目指して開発されたとしている。
主力の販売マーケットは、北米を基準に据えており、開発・製造そのものが米国内でオペレートされている。発表は2016年8月。以降、初年度販売計画100台を上回る申し込みを獲得し、発売は2017年2月27日(月)を予定している。
「実行委員会特別賞」の授賞理由は以下の通り。
「運動性能に優れたハイブリッドスーパースポーツカーとして高い完成度を見せた。日本が得意とするハイブリッド技術で未来のスポーツカー像を提案したことは意義深い。
年間販売予定が日本カー・オブ・ザ・イヤーのノミネート基準の500台に満たない100台なため特別賞として記録に留めるべきと判断した」
日本カー・オブ・ザ・イヤーについて
市販を前提として日本国内で発表される乗用車の中から、年間を通じて最も優秀な乗用車を選定し、その乗用車に日本カー・オブ・ザ・イヤーのタイトルを与え、その開発・製造事業者を称えることにより、一層の性能・品質・安全の向上を促すと共に業界発展と地球環境保護、交通安全に寄与することを目的に設立されている。1980年の第一回から数え、本年は第37回目となる。
定められている章典は、以下の通り。
- 日本カー・オブ・ザ・イヤー
最も優れた乗用車一台にのみ与えられる。 - インポート・カー・オブ・ザ・イヤー
日本カー・オブ・ザ・イヤーに日本国産車が選出された場合、最も優れた輸入乗用車一台にのみ与えられる。 - 10ベスト・カー
該当年度における最も優れた10車種の乗用車に与えられる。
部門賞
ノミネートされた全乗用車より、以下の部門賞が与えられる。
- イノベーション部門賞
環境、安全その他の革新技術を、最も持つ乗用車に与えられる。 - エモーショナル部門賞
秀でたデザイン、ドライブ・フィールなどを、最も持つ乗用車に与えられる。 - スモールモビリティ部門賞
最も優れた軽自動車(将来的には超小型モビリティを含む)に与えられる。 - 特別賞
日本カー・オブ・ザ・イヤーとは別に、その年に特別なインパクトを与えた福祉車両、モビリティの発展に貢献した施策/イベント、業界に貢献した功労者などに与えられる。