年末年始期間の高速道路・渋滞予測、全国情報発表


NEXCO東日本・NEXCO中日本・NEXCO西日本・JB本四高速並びに(公財)日本道路交通情報センターは11月25日、年末年始期間[平成28年12月28日(水)~平成29年1月4日(水)の8日間] の高速道路での交通集中による渋滞予測をとりまとめた。

主な同時期の混雑概要は以下の通り。
・各エリア共に1月2日(月)~3日(火)に渋滞が多く発生すると予測。
・予測内容を基に出発の時間帯をずらすなど、渋滞を避けた利用を呼び掛けている。
・出発前や利用中も、最新の道路交通情報の活用を勧めている。

1.渋滞予測について
10km以上の渋滞が多く発生すると予測される日
[下り線]:1月2日(月)、 [上り線]:1月2日(月)
【10km以上の渋滞予測回数】上下線の合計でおよそ148回
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特に長い渋滞発生予測
SA:サービスエリア、IC:インターチェンジ、TN:トンネル
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※上表以外のピーク時20km以上の渋滞は、【PDF:370KB参照】< http://www.e-nexco.co.jp/pressroom/press_release/head_office/h28/1125c/pdfs/01.pdf >

2.分散利用の呼び掛け
予測される渋滞発生の時間帯を避けたドライブ計画を呼び掛けている。また夜間に於いては比較的渋滞発生の少ないケースもあることから、夜間から早朝にかけたドライブ計画も勧めている。

【具体的な渋滞ピーク時間帯の回避効果】
例えば、平成28年1月2日(土)に東名の静岡ICから東京ICまで利用した場合では、出発時刻をずらすことで渋滞を避けることができ、所要時間の短縮が可能としている。(下表参照)
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【道路交通情報および渋滞予測情報の提供】
最新の道路交通状況は、事故や気象などの影響で渋滞が発生する場合があり、刻々と変化する。また渋滞予測情報により、渋滞の発生箇所・時間帯毎の渋滞長・渋滞ピーク時の時刻などが分かるため、旅行日・時間の設定・計画に役立てて欲しいと呼び掛けている。
なお道路交通情報及び、渋滞予測情報は以下のサイトから利用・確認可能。
NEXCO東日本:< http://www.driveplaza.com/ >
NEXCO中日本:< http://www.c-nexco.co.jp/ >
NEXCO西日本:< http://www.w-nexco.co.jp/ >
JB本四高速:< http://www.jb-honshi.co.jp/ >
日本道路交通情報センター:,< http://www.jartic.or.jp/ >
※渋滞予測情報の冊子(渋滞予測ガイド)も、各エリア高速道路上の休憩施設などで配布中。

highway-congestion-prediction-for-year-end-and-new-year-period-announcement-of-nationwide-information20161125-53.渋滞緩和に向けた呼び掛け
通行車両の小さな心掛けで渋滞の緩和に繋がると、利用時の協力を要請。特に、(1)上り坂等での速度低下注意喚起。(2)上り坂での速度低下に注意。(3)上り坂など速度低下を注意喚起している場所は速度回復への協力を呼び掛け。(4)車間距離をつめ過ぎない。(5)走行中は余計なブレーキを踏まないように十分な車間距離確保を要請。(6)車線変更は控える。(7)渋滞中における必要以上の車線変更は、さらなる渋滞の悪化を招くため注意されたい。

さらにACC(アダプティブクルーズコントロール)搭載車両利用来る区へは、「走行車線で使用する」「 渋滞時は、車間:短め(Sモード)設定で速やかに追従」。※ACCとは車両の前方に搭載されたレーダーが先行車との車間距離を計測し、速度に応じた一定の車間距離を保つシステム。
詳細は
国土交通省 国土技術政策総合研究所へ< http://www.nilim.go.jp/lab/qcg/japanese/2reserch/1field/36smoothingsag/index.htm >
日本自動車連盟(JAF)< http://jaf-acc.jp/ >

4.安全運転の呼び掛け
渋滞末尾への追突注意喚起交通混雑期にでは事故が多発する。高速道路利用時には「全席シートベルトの着用」と「こまめな・早めの休憩」などを心掛ける。
また、高速道路上では渋滞末尾への追突注意喚起を案内しており、前方に注意しての走行を励行している。

5.休憩施設等での混雑対策の予定
渋滞予測や過去の交通混雑期(GW、お盆、年末年始等)の状況を踏まえて、特に激しい混雑を予測している期間に、休憩施設等での駐車場整理員の配置、臨時トイレの設置、大型車駐車ますの確保などの混雑対策を実施する予定。

6.冬の高速道路は雪用心
情報板による注意喚起 冬の高速道路では、突然の大雪に見舞われることがある。

いざという時のために、タイヤチェーンを携行し、冬用タイヤ(スタッドレスタイヤなど)でのご走行を心掛けたい。

冬の雪道は、乾燥路に比べて滑りやすくなっている。このような路面では『急』の付く運転(急ハンドル、急加速、急ブレーキ)は大変危険。速度を控えめに、十分な車間距離をとって安全運転を心掛けて欲しい。
(参考)昨年度の渋滞実績との比較
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平成27年度実績には、事故などの影響による渋滞が含まれている。
1 10㎞以上の渋滞回数には、30㎞以上の渋滞回数を含む。
2 平成27年度実績は、平成27年12月28日(月)~平成28年1月4日(月)の8日間を集計。
各地域別の渋滞予測につきましては、各道路会社の公表資料を閲覧されたい。