センチ単位の精密衛星測位事業の新会社「グローバル測位サービス株式会社」へ共同出資
日立造船・日本政策投資銀行・デンソー・日本無線・日立オートモティブシステムズの5社は6月15日、新会社「グローバル測位サービス株式会社（英語名：Global Positioning Augmentation Service Corporation、以下「GPAS」という。）」を共同出資により設立した。
これは6月1日に「みちびき2号機」（準天頂衛星）の打ち上げに成功し、高精度な位置情報を活用したさまざまなサービスの創出に期待が集まるなか、農業、建設業、また防災などの多角的に分野に於いて高精度な位置情報の提供を目指すもの。
その需要は、国内のみならず海外・海洋を含めたグローバルエリアへと拡大している。
新会社となるGPASは、高精度軌道・クロック推定ツールを用いた実証実験等を通じて、数年以内を目処にセンチメートル級のグローバル精密衛星測位サービスの事業化を目指す。
今後、同社は幅広く関係省庁や関連企業へ協力を求めながら、自動車、農機及び建機の自動運転、海洋および気象観測等のグローバル展開を支える基盤技術を確立できるよう、取り組んでいくとしている。
なお、同事業が異業種間連携を通して企業の競争力強化に貢献するものであることから、DBJによるGPASへの出資は「特定投資業務」として実施される。
GPASの概要
商号：グローバル測位サービス株式会社
発足年月日：平成29年6月15日
本社所在地：東京都中央区銀座八丁目17番5号
事業内容：センチメートル級の精密衛星測位サービスの事業化に向けた実証実験等
出資者：日立造船、DBJ、デンソー、JRC、日立AMS（※）
代表者：小澤 秀司
（※）
– 日立造船株式会社（本社：大阪府大阪市、取締役会長兼社長：谷所 敬、略称・日立造船）
– 株式会社日本政策投資銀行（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：柳 正憲、略称・DBJ）
– 株式会社デンソー（本社：愛知県刈谷市、代表取締役社長：有馬 浩二、略称デンソー）
– 日本無線株式会社（本社：東京都中野区、代表取締役社長：荒 健次、略称・JRC）
– 日立オートモティブシステムズ株式会社（本社：東京都千代田区、社長執行役員&CEO：関 秀明、略称日立AMS）