ビー・エム・ダブリュー株式会社(代表取締役社長: ペーター・クロンシュナーブル)は、BMW 4シリーズ クーペ/カブリオレ/グラン クーペに、優れた環境性能と高い動力性能を実現した新世代ガソリン・エンジンを新たに搭載し、全国のBMW正規ディーラーに於いて、4月22日より販売を開始すると発表した。
今回、BMW 4シリーズ クーペ/カブリオレ/グラン クーペに、BMW Efficient Dynamicsの理念を追求したBMWグループの新しいエンジン・ファミリーに属する新世代モジュラー・エンジンを新たに搭載する。
モジュール構造を採用した新世代エンジン・ファミリーは、気筒あたり排気量が500ccのシリンダーを直列に配置して、総排気量に応じて幅広い出力範囲を実現。
また、全てのエンジンに、圧倒的なパワーと優れたアクセル・レスポンス、高い環境性能を実現したBMWツインパワー・ターボ・テクノロジーを採用している。
特に、BMW 440iに搭載される新世代3リッター直列6気筒BMWツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンは、従来モデルであるBMW 435iに比べ、最高出力を15kW(20ps)、最大トルクを50Nm(5.1kgm)さらに向上し、それぞれ240kW(326ps)、450Nm(45.9kgm)を発揮する圧倒的な動力性能を実現。一方で、燃料消費率(JC08モード)も最大で約10%向上し、優れた環境性能も両立している。
装備面に於いては、BMW 4シリーズ クーペ/カブリオレ/グラン クーペは、歩行者検知機能付きの「衝突回避・被害軽減ブレーキ」、車線の逸脱をドライバーに警告する「レーン・ディパーチャー・ウォーニング」、前方の車両との車間距離を維持しながら自動的に速度制御を行う「アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)」など、様々な局面でドライビングの安全性を高める機能が既に標準装備であるが、今回さらに全モデルに「レーン・チェンジ・ウォーニング」を追加し、装備の充実化を行う。
「レーン・チェンジ・ウォーニング」は、ドライバーから死角になる自車の左右後方を走行する車両や、追い越し車線から急接近してくる車両をドライバーに警告することで、安全な車線変更をサポートする先進の運転支援システムである。
メーカー希望小売価格(消費税込み)
BMW 4シリーズ クーペ:
■ 420iクーペ/430iクーペ:右ハンドル仕様。 440iクーペ:右/左ハンドル仕様。
BMW 4シリーズ カブリオレ:
■ 右/左ハンドル仕様。
BMW 4シリーズ グラン クーペ:
■ 420iグラン クーペ/420i xDriveグラン クーペ/430iグラン クーペ:右ハンドル仕様。 440iグラン クーペ:右/左ハンドル仕様。
高い環境性能を両立した新世代BMWツインパワー・ターボ・エンジン
全てのエンジンに、ツインスクロール・ターボ・チャージャー、高精度ダイレクト・インジェクション・システム、無段階可変バルブ・コントロール・システムのバルブトロニック、バリアブル・カムシャフト・コントロール・システムのダブルVANOSを組み合わせたBMWツインパワー・ターボ・テクノロジーを採用。
BMW 420iクーペ/グラン クーペの新世代0リッター直列4気筒ガソリン・エンジンは、最高出力135kW(184ps)/5,000rpm、および、最大トルク270Nm(27.5kgm)/1,350-4,600rpmを発生。
BMW 430iクーペ/グラン クーペに搭載される新世代0リッター直列4気筒ガソリン・エンジンは、従来モデルのBMW 428iから最高出力を5kW(7ps)向上し、185kW(252ps)/5,200rpmを発生。最大トルクは350Nm(35.7kgm)/1,450-4,800rpmを発生。
BMW 440iクーペ/カブリオレ/グラン クーペに搭載される新世代0リッター直列6気筒ガソリン・エンジンは、従来型モデルのBMW 435iから、最高出力を15kW(20ps)、最大トルクを50Nm(5.1kgm)さらに向上し、それぞれ240kW(326ps)/5,500rpm、450Nm(45.9kgm)/1,380-5,000rpmを発揮する圧倒的な動力性能を実現している。
一方で、EUテスト・サイクルにおける燃料消費率、および、CO2排出量を約10%向上している。
BMW 4シリーズ クーペの燃費性能および減税率
BMW 4シリーズ カブリオレの燃費性能および減税率
BMW 4シリーズ グラン クーペの燃費性能および減税率
*430iグラン クーペは平成32年度燃費基準を達成。
BMW 4シリーズについて
BMW 4シリーズは、BMWならではのショート・オーバーハング、ロング・エンジン・フード、後方に配置されたキャビンにより、コンサバティブなプロポーションを形成するとともに、前後の幅広なトレッドにより、ワイドで低く構えたスタンスが卓越したスポーツ性を強調している。
また、ドライビング・ダイナミクスに於いては、約50:50の理想的な前後重量配分に加え、低い重心位置、およびフロント・アクスルにトーション・バーが追加された専用サスペンション・システムにより、BMW特有のスポーティで俊敏なハンドリング性能がさらに高められ、圧倒的にダイナミックな走りを実現している。