約6割の軽量化、充電時間半減で地球環境保護を支援していく
株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:有馬 浩二)は5月26日、アイドリングストップ等のエンジン停止時間にも冷凍運転できる従来型の冷凍機をさらに進化させた新製品として「車載用リチウムイオンバッテリー式冷凍機」を開発した。
この冷凍機は従来型と比較し、充電時間を半減すると共に、電池の小型化と軽量化により燃費向上を実現させたもの。
が該当製品は、環境への配慮と品質向上を両立する製品として、ヤマト運輸の車載用冷凍機に採用された。
デンソーが開発した新製品は、動力となる電池にリチウムイオンバッテリーを使用することで、従来型の鉛バッテリー式冷凍機と比べ61%の軽量化をはかり、総重量を50Kgに抑えた。
これにより、燃費向上を図るとともに積載量を確保して集配効率を向上させる。また、充電時間を従来の約半分となる2時間以内に抑えることで、休憩や積み込み時間内に効率的に追加充電を行うことを可能とした。
こま冷凍機に搭載しているリチウムイオンバッテリーは、従来型製品に搭載されている鉛バッテリーと比べ電池寿命が約4倍になり、電池交換費用を抑えると共に、メンテナンスのための休車日を減少させることで、集配業務全般の効率化にも貢献すると云う。