データハックス、岡山県でナンバー決済の駐車場を始動

DataHax(データハックス/本社:東京都新宿区、代表取締役:大西洋平太)は5月9日、ナンバープレート決済導入の駐車場を始動させた。

これは同社が駐車場決済サービス「DENNOU GO」と銘打っているもので、ユーザーは事前にクレジットカード登録を行えば、出庫前決済の手間なく車を出庫することができるもの。

これまで当たり前であった精算機での支払いやQRコード読み取りといった決済を無くし、スムーズ&スマートな駐車場体験を提供する。なお今回は2025年4月から、岡山県の岡山パーキングで同サービスを始動させている。

ちなみにこのDENNOU PARKの詳細は、自社開発のAIアルゴリズムを活用したカメラによって駐車中の車を認識し、入出庫時間、料金等を管理する。

これまで駐車場で行われていた「ゲートでの一時停止」「駐車券発行」「精算機での精算」といったステップを排除し、スマートな駐車を実現する。

また、ロック版・ループコイル・ゲート・精算機などの機材が不要になるため、初期費用・ランニングコストを抑えた運用が可能。

AIカメラ等の最小限の機材で運営できるため、事業者は一般的な駐車場システムの2分の1程のコストで開設可能。

「DENNOU GO」での利用手順は以下の通り

– 事前に車番情報とクレジットカード情報を登録し、LINE連携を行う。
– ユーザーはパーキングの空いてる駐車スペースに駐車。
– AIカメラが入庫時に車番を検知し、サーバー上でユーザー情報と紐付け。
– (車に戻った後)ユーザーは決済手続きをせずに出庫。
– AIカメラが出庫を確認後、ユーザーへ精算料金をLINE通知。
– ユーザーは内容を確認し、「精算」ボタンを押すと精算完了。

「DENNOU GO」が提供する強みは以下の通り

– 車に乗ったらすぐに出庫。駐車場の精算手続きは不要。
– 事前精算やゲート付近での精算は30秒程度は掛かるため、出庫の際の渋滞問題やユーザーのストレスは駐車場運営の課題のひとつだった。
– DENNOU GOはノンストップで出庫できるため渋滞問題を解決し、観光スポットやスポーツ施設、大型施設周辺の交通課題改善にも有益としている。
– 決済はすきま時間にスマホでワンクリックすればOK。
– AIカメラが出庫を確認後にLINEにて駐車料金の通知が届く。
– LINEで利用情報に間違えがなければワンクリックで決済が完了。
*なお決済が完了されていない場合は、最初の通知から24時間毎に2回、合計3回通知が入る。3回の通知でも支払いがない場合、別途決済連絡を行う。

開発背景
駐車場運営に於いて、出庫時の料金精算による煩雑さや渋滞は、長年にわたる課題のひとつだった。

そこで同社では、導入コストを抑えながらも、ゲートや車両に専用機器を取り付けることなく運用できる、自動決済システムの開発を進めてきた。

DENNOU GOは、独自に開発したAI車番認識アルゴリズムを活用することで、駐車場でのノンストップ精算を実現した。

これにより駐車場を利用する方は、出庫時に精算機の前で停車したり、二次元コードを読み取るといった操作をせずに、スムーズに出庫することができる。

更に運営者側にとっても、利用率と回転率の向上、料金回収の排除・設備の保守/点検の低減によるランニングコストの軽減で、より効率的な駐車場運営が可能となる。

「DENNOU GO」のQ&Aは以下の通り

Q.どんな駐車場にも導入できるか?
A.車番検知ができればどんな駐車場でも導入可能。車番検知できるかどうかは事業地の広さやカメラ設置可能位置によることから事前調整が必要。

Q.DENNOU GOの導入に追加費用はかかるか?
A.現状は追加費用なしで実装可能。今後、有料でのサービス提供となる場合もある。

Q.精算機との併用も可能か?
A.精算機との併用運用も可能。精算機も設置すれば、ユーザーは精算機・コード読取によるスマホ決済・DENNOU GOから精算方法を選択できる。

Q.出庫後にLINEが届かない場合はどうしたら良いか?
A.事前登録が正常にできていない可能性がある。公式LINEアカウントへ問い合わせすれば登録と決済に関してサポートする。

DENNOU GO利用可能駐車場
岡山パーキング寿町
岡山パーキング駅元町
岡山パーキング奉還町3丁目
DataHax株式会社
DataHax株式会社

代表者:代表取締役社長 大西洋平太
所在地:東京都新宿区西新宿2丁目6−1 新宿住友ビル18F 新宿GROWTH
事業内容:AIパーキング事業、AI車番認識・解析事業、AI交通量調査事業
公式HP:https://www.dennou-park.com/