ベルエナジー、EV専用急速充電車「MESTA pro」を発表

ベルエナジー(本社所在地:茨城県つくば市、代表取締役社長:鈴木勝蔵)は5月27日、電気自動車(EV)を用い、電気自動車(EV)に直接急速充電できるゼロエミッションEV専用急速充電車「MESTA Pro(マスタープロ)」を製品化・リリースした。

「MESTA Pro」は、電気自動車(日産リーフe+)がそのまま「急速充電車」として運用できる、革新的な移動式EV充電ソリューション。今後、「MESTA Pro」の販売・レンタルを強化していきたい考え。

製品名:MESTA Pro:MOBILE EV STATION

製品概要
「日産リーフe+」の内蔵バッテリーの電力を、本来の自身の走行に供したまま、安全に他車の充電用にも振り向ける機能を独自のワンボックス設計にて追加、日本初(自社調べ)のゼロエミッション急速充電車を実現させたと謳っている。

「MESTA Pro」は、ベルエナジーがブルガリアのAmperneXt社とDC入力の大容量急速充電器を共同開発。これを日産リーフに搭載することで日産リーフe+が「急速充電車」として運用できる移動式EV充電ソリューションだとしている。

用途は「電気の宅配便」
▷EV向け出張充電サービス「電気の宅配便」(EVユーザーが充電スポットに出向く代わりに、充電器の方からユーザー側に出向き、その場で充電を完了させるサービス)のニーズに合致する大容量化と高出力化の両方を同時に実現した。

▷電気自動車を開発する現場やテストコースでのバッテリー性能評価時に。また、生産工場における完成検査時の仮設充電設備としての利用が可能という。

▷電欠車両に対するロードサービス向け利用として、大容量化により近隣に充電器がない地域での現場給電や、また充電に時間を取られることなく続けて複数台レスキューすることも可能に。更に高出力化により高速道路などの危険な現場でのEVユーザーの拘束時間を一気に短縮することに成功したとしている。

製品仕様
<CHAdeMO>
・出力電圧範囲 :DC150V~DC750V(対象車両による)
・出力電流 :125A 定格出力容量:35kW~50kW(同上)

<CCS1/CCS2>
・出力電圧範囲 :DC150V~DC1,000V(対象車両による)
・出力電流 :125A 定格出力容量:35kW~50kW(同上)

MESTA:MOBILE EV STATION
MESTAは、ベルエナジーの独自技術により、EV駆動用バッテリーから直接電力を安全にかつ効率よく取り出すことで、モバイルの機動性を損なうことなく、62kWhの大容量と最大50kWの高出力を同時に実現した。

製品のもうひとつの特長は、充電器として供する車両がEVそのものであることから街中の急速充電器や普通充電器で充電が可能で、通常は一般の社用車として利用できることも、ビジネスユーザーにとってコスト面で大きなメリットとなると結んでいる。

製品に関する問い合わせ先
ベルエナジー株式会社 モビリティ事業部
TEL:029-859-7897 E-mail:sales@bellenergy.co.jp
(受付時間 9:00~17:00、土・日・祝日・年末年始除く)

BICYCLE-E・MOBILITY CITY EXPO 2025にMESTA Proを展示
2025年6月11日(水)、12日(木)の2日間、新宿住友ビル三角広場にて開催される「BICYCLE-E・MOBILITY CITY EXPO 2025」にベルエナジーが出展し、MESTA Proを展示する。

<展示会概要>
「BICYCLE-E・MOBILITY CITY EXPO 2025」
(ウェブサイト:https://bicycle-emobiexpo.co.jp/)
開催期間:2025年6月11日(水)~6月12日(木)の2日間
開催場所:新宿住友ビル三角広場
※来場登録不要