アウディの5気筒エンジンが、8年連続でインターナショナルエンジン・オブ・ザ・イヤーの栄冠に輝く
2017年のの最も優れたエンジンを決める「インターナショナルエンジン・オブ・ザ・イヤー」が開催され、アウディの2.5 TFSIエンジンが2~2.5ℓのカテゴリーで再び栄冠に輝いた。これは、アウディにとって13回目の受賞となる。
受賞にあたってAUDI AG技術開発担当取締役のピーター マーテンス氏は、「アウディにとって、5気筒エンジンは40年以上にわたり、なくてはならない存在となっており、私たちはこのエンジンの改良と開発を続けています。
昨年、私たちはAudi TT RS(複合モードにおける燃料消費量:8.5~8.2ℓ/100km、CO2排出量194~187g/km)を発表しました。
このモデルとともに、新開発されたアルミ製5気筒エンジンがデビューを飾りました。
この2.5 TFSIエンジンは、Audi TT RS Coupé RS、Audi TT RS Roadster RS、Audi RS 3 Sedan、Audi RS 3 Sportbackに搭載されています。
最高出力400hp、最大トルク400Nmを発生するこのエンジンは、世界中のマーケットでもっともパワフルな量産5気筒ユニットです。
このエンジンを搭載したAudi RS 3 Sportbackは、0~100kmを4.1秒で加速します。各モデルの最高速度は電子的に250km/hに制限されていますが、オプションで280km/hに引き上げることができます。
またエンジンの軽量化により、アクスル荷重分布をさらに最適化し、ハンドリング性能を向上させることも可能になりました」と述べた。
一方、審査員達は、5気筒エンジンの卓越したパフォーマンスだけではなく、そのユニークなサウンドも称賛した。
その特徴的なサウンドは、1980年代のグループBラリーカーを想起させるものだとしており、最新の5気筒エンジンは、合金製のクランクケースへの変更により先代ユニットと比較して重量が26kg削減されている。
なおこの「インターナショナル エンジン オブ ザ イヤー」は、1999年から毎年開催されている。
審査には、65人のモータースポーツジャーナリストから構成される国際的な審査委員会による選考が行われる。
結果、数多くの異なるエンジンカテゴリーに於いて、その年の最も優れたエンジンに投票することで栄冠が決する仕組みとなっている。