新明和工業、Zip Infrastructureと資本業務提携を締結

次世代交通システム構築にパーキングシステム事業の技術で貢献

Zip Infrastructure(本社:福島県南相馬市、代表取締役 CEO : 須知 高匡)は3月9日、新明和工業(本社:兵庫県宝塚市、代表取締役 取締役社長 :五十川 龍之)と資本業務提携を締結したことを明らかにした。

両社による業務資本提携締結の背景には、都市部に於ける慢性的な交通渋滞、路線バスの運転手不足、材料や人件費高騰によるモノレール建設計画の中止・延期など、国内の公共交通は多様な課題を抱えていることなどがある。

今後は、これらの解消・解決に向けて、環境負荷が低く、かつ、継続的な運用を可能とする交通システムの開発が求められている。

そこでZip Infrastructureと新明和工業は、単なる資本提供に留まらない、空を走る次世代交通システム「Zippar」を構成する要素のひとつである「整備基地」について、新明和工業がパーキングシステム事業で培った建築・機械技術及び保守点検技術を活かし、構想段階から技術的に支援を行う。

これにより新明和工業は新たな分野となる次世代交通システムへの参入を果たすだけでなく、安全・安心かつ持続可能な交通手段の社会実装に貢献していきたい考えとしている。

出資金額:非公開

今後予定している主な取組
・新明和工業のEV充電を多台数に行う技術を活用し、私有地に於けるZipparの充電設備の開発・製造を視野に入れた協業。
・新明和工業の機械式駐車設備の設計技術やノウハウを活かし、公共地路線に配備される充電設備、および保管庫の開発・製造を視野に入れた協業。

新明和工業
新明和工業は、航空機の製造から事業領域を拡大し、現在は、「都市」「輸送」「環境」各領域の社会インフラが、より安全、便利、そしてスムーズになるような価値創造に挑んできた。

現在の主力製品は、エレベータ方式駐車設備の他、ダンプトラック・塵芥車(ごみ収集車)などの特装車、下水処理施設向けの水中ポンプなど、国内トップクラスのシェアの製品を介して社会インフラを支えている。

またパーキングシステム事業では、機械式駐車設備と自動運転車との連携や、同設備の操作支援ツールとなるスマホ用アプリを開発するなど、時代のニーズに沿った利便性及び安全性を向上させる製品開発を行っている。

商号:新明和工業株式会社
所在地:兵庫県宝塚市新明和町1-1
設立:1949年11月5日
資本金:15,981,967,991円(2025年3月末現在)
事業内容:輸送用機器製造業
(特装車、パーキングシステム、産機・環境システム、流体、航空機)
ウェブサイト:https://www.shinmaywa.co.jp/

Zip Infrastructureについて
Zip Infrastructureは2018年に設立された、慶應義塾大学発のスタートアップ企業。
世界の都市部で多くの経済損失を生む「渋滞問題」の解決を目指すための次世代交通システムの開発に取り組んでいる。
そんなZip Infrastructureは、2018年から神奈川県にて開発に着手、2023年4月には神奈川県秦野市にて12人乗りテストモデル車両の走行に成功。
現在は開発拠点を福島県南相馬市に移し、神奈川県や沖縄県豊見城市等各自治体と連携協定を締結しながら「渋滞のない、どこでも駅徒歩5分圏内となる世界」の創造を目指している。

商号:Zip Infrastructure株式会社
所在地:福島県南相馬市原町区萱浜字巣掛場45-245南相馬市産業創造センターA棟事務所区画1
設立:2018年7月20日
資本金:691百万円(2026年1月末時点、資本準備金を含む)
事業内容:運送機器の製造、販売/土木・建築工事業
ウェブサイト:https://zip-infra.co.jp/