ファンの方々を中心に構成された実行委員会が記念イベントを開催
マツダ株式会社(本社:広島県安芸郡府中町、社長:小飼雅道、以下、マツダ)は9月21日、「三次自動車試験場」(広島県三次市)が開業から50年を迎えたことを記念して、9月20日に同試験場でマツダファンによって「三次試験場50周年マツダファンミーティング」が開催されたことを発表した。
このイベントは、マツダファンの方々を中心に構成された「三次試験場50周年マツダファンミーティング実行委員会」が主催し、マツダは特別協賛として参画した。
同イベントでは、ファンの愛車展示、全国のファンクラブ紹介、ファンからマツダへ寄せ書きの贈呈など、来場者参加型のプログラムに加えて、試験場見学ツアーや高速周回路での高速走行体験、同試験場における活動紹介などが行われた。
また、1991年に「ルマン24時間レース」で日本車として初めて総合優勝した「マツダ 787B」の走行や、当時ドライバーとしてご活躍され今年でレース生活50周年を迎えた寺田 陽次郎(てらだ ようじろう)氏のトークイベントが開催され、会場は来場者の熱気に包まれた。
三次自動車試験場は、当時の技術の粋を集めた大規模な自動車試験場として、1965年6月に開業した。
ロータリーエンジンのローターにも似た三角おむすび形をした高速周回路が特徴的で、50年を経過した現在においても、マツダのクルマ造りを支える重要拠点としての役割を担っている。
三次自動車試験場の開業50周年について、同社の代表取締役会長・金井 誠太氏(かない せいた)は、「ファンの皆さま、ならびに地域の皆さまと共に、三次自動車試験場の節目を祝うことができたことを大変嬉しく思います。またイベントの開催にご尽力された皆さまに、感謝申し上げます。
同試験場は、『走る歓び』『Zoom-Zoom』『人馬一体』に代表される、マツダにしかできないモノづくりを実現する大切な拠点の一つであり、自動車の歴史を彩った数々のマツダ車は、ここを無くしては生まれませんでした。
これからも、私たちのDNAである『飽くなき挑戦』を胸に、お客様の魂を震わせるクルマづくりに邁進するとともに、お客さまとの様々な接点を通じて、お客さまの人生をより豊かにし、お客さまとの間に特別な絆を持ったブランドになることを目指していきます」と述べた。
最後のプログラムとして、1,000台を超えるファンの愛車によるパレードが高速周回路にて行われ、大いに盛り上がったイベントを締めくくった。
また、前日の9月19日には、同試験場の活動を見守ってきた地域住民を招待した内覧会が開催され、日頃のマツダへの協力に対して、同社が感謝の意を伝えた。
結果、2日にわたって行われたイベントには、ファンならびに来賓を含め地域住民など、総勢3,000名超の入場を記録した。