三菱自動車工業株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長兼COO:相川哲郎、以下、三菱自動車)から平成27年9月3日、国土交通大臣に対してリコールの届出があった。
概要は以下の通り。
リコール届出番号:3629
リコール開始日:平成27年9月4日
届出者の氏名又は名称:三菱自動車工業株式会社
問い合わせ先:お客様相談センター
取締役社長 兼 COO:相川 哲郎 TEL 0120-324-860
不具合の部位(部品名):(1)原動機(EGRクーラー、EGRバルブハウジング)、(2)原動機(エンジン制御用コントロールユニット(エンジンECU)、燃料ポンプ、点火プラグ)
基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因:
(1)排気ガス再循環装置(EGR)のEGRクーラーおよびEGRバルブハウジングにおいて、一部の材質が不適切なため排気ガス凝縮水により腐食し、腐食片がEGRバルブに噛み込んだり、EGRバルブハウジングに穴あきが発生したりするものがある。
そのため、燃焼不良となり、エンスト、再始動不能に至るおそれがある。
(2)燃料ポンプにおいて、製造時の燃料流量の管理が不適切なため、燃料流量が少ないものがある。
また、エンジンを制御するコントロールユニット(エンジン
ECU)の制御プログラムが不適切なため、燃料噴射量が過剰となることがある。
これらに加えて、点火プラグの仕様が不適切なため、点火プラグのくすぶりが発生し、始動時間が長くなったり、始動不能に至ったりするおそれがある。
改善措置の内容:(1)全車両、EGRクーラーを確認し、対策品に交換する。また、全車両、EGRバルブハウジングを対策品に交換する。
(2)全車両、エンジンECUのプログラムを対策品に書き替える。また、車両の類別により燃料ポンプおよび点火プラグの改善が必要な場合は、燃料ポンプおよび点火プラグを確認し、燃料ポンプは良品に交換、点火プラグは仕様変更品に交換する。
不具合件数:(1)534件(2)2,212件
事故の有無:(1)物損 1 件(2)無し
発見の動機:市場からの情報による。
自動車使用者及び自動車分解整備事業者に周知させるための措置:
・使用者:ダイレクトメール等で通知する。
・自動車分解整備事業者:日整連発行の機関誌に掲載する。
・改善実施済車には、運転者席側ドア開口部のドアストライカー付近にNo.3629のステッカーを貼付する。