トヨタスープラ、北米国際自動車ショーで世界初披露へ


トヨタ自動車(本社:愛知県豊田市、社長:豊田章男)は10月31日、来る2019年1月14日(月)から27日(日)まで米国・デトロイトで開催される2019年北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)で新型「スープラ」が遂に初披露されると発表した。

スープラの誕生は1978年。以来モデルチェンジを繰り返しながら、同社の歴史上に於いて長らくフラッグシップスポーツカーとして親しまれてきたのだが、最終のA80型系を以て2002年に生産が途絶えた。

この最終型はグラマラス感を打ち出し、米国市場での販売拡大も狙った押し出し感の強いボディデザインであったが、パッケージ上のピュアスポーツさは歴代での最上のものとなっていた。

同時の若年ドライバー達に大パワーで振り回すスポーツドライビングの愉しさを教えただけでなく、国内外のレースシーンでも活躍してコンペティティヴさも証明。シリーズ最終モデルとして多くのリザルトを刻んで有終の美を飾っている。

そして迎えた今年3月、ジュネーブ国際自動車ショーでレーシング仕様のコンセプトモデルが「GR Supra Racing Concept」と命名されたことで久方振りに「スープラ」の車名が復活。

その後、同じ年の夏を迎えた7月に新たなスープラの試作車両が英国「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」を走行。

さらに秋を迎えた10月には、製品開発の一環としてドイツのニュルブルクリンク耐久シリーズ(VLN)第9戦に参戦して完走するなど、様々な場で復活の狼煙を上げてきたが、それがいよいよ市販化へ向けて秒読みを迎えた。具体的には、来年前半より順次世界各国で販売が開始される予定となっている。