スズキ、HVコンパクトクロスオーバー「イグニス」を発売。企業成長を第2ステージへ


「新しき酒を古い革袋に入れる」、新型クロスオーバーは70年代から受け継ぐスズキのデザインDNAを承継

スズキ株式会社(本社:静岡県浜松市、代表取締役社長:鈴木俊宏、以下、スズキ)は、先の第44回・東京モーターショー2015でコンセプトカーとして発表されていたコンパクトクロスオーバー車の「イグニス」を、市販車両として2月18日より発売する。

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新型「イグニス」は、近年クロスオーバージャンルの車両を求める消費ニーズの高まりを受けて、「使い勝手の良いスタイリッシュなコンパクトクロスオーバー」をコンセプトに開発された。スズキとしては、Aセグメントに於ける新たなジャンルへの挑戦となる小型乗用車(登録車)である。

なお同車は、国内のみならず欧州などの海外マーケットに於いても販売していく国際商品としての位置付けとなる。

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スズキとしては、この新型イグニスでコンパクトクロスオーバー市場開拓の足掛かりを得て、同社が平成19年度までの販売数値目標として掲げている登録車販売10万台・全車両販売に於ける登録車1割超えを目指す構え(現時点での基準値は、およそ年間8万台水準)。イグニスとしての車両単体の国内月間販売台数としては1,500台を想定している。

新型イグニスの車両概要は、コンパクトなボディーサイズと、高めのアイポイントによる見晴らしの良いドライビングポジションが特徴。併せてクロスオーバーモデルに相応しい充分なロードクリアランスを設けることにより、雪道や荒れた路面環境下での安心感を醸成している。

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エクステリアデザインは、線や面などのシンプルな要素を組み合わせつつ、独自の個性を加味した。インテリア環境では、リヤシートスライドを採用し、使い方に合わせて荷室容量をアレンジできる等使い勝手を高めたほか、新たにApple CarPlayに対応したメモリーナビゲーションなど最新の快適装備を採用。

加えてデュアルカメラブレーキサポートや、SRSカーテンエアバッグ、フロントシートSRSサイドエアバッグなど安全装備も充実させている。

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搭載されるパワーユニットは、全車にマイルドハイブリッドとK12C型デュアルジェットエンジンを搭載しており、28.8km/L(HYBRID MG 2WD車)の燃費効率を実現した。(全車エコカー減税対象)

また4WD車には、急な下り坂や雪道などでの走行をサポートする安全機能も採用している。

【新型「イグニス」の主な特長】
1.パッケージング&デザイン
(1)扱いやすいボディーサイズと高めのアイポイント
(2)強い印象を与える洗練されたスタイリング
2.低燃費化技術&走行性能
(1)全車マイルドハイブリッド+デュアルジェット エンジン搭載
(2)急な下り坂や雪道も安心の4WD機能
3.ユーティリティ&快適・安全技術
(1)リヤシートスライドで、使い方に合わせて容量をアレンジできる荷室
(2)Apple CarPlay対応メモリーナビゲーションの採用や先進安全技術の搭載。

販売目標台数(月間) 1,500台

メーカー希望小売価格(消費税8%込み)suzuki-launched-the-compact-crossover-ignis20160121-1
メーカーオプション名 設定機種 価格(円)suzuki-launched-the-compact-crossover-ignis20160121-2

【新型「イグニス」の特長】
1.パッケージング&デザイン
(1)扱いやすいボディーサイズと高めのアイポイント
– 運転しやすいコンパクトなボディーサイズと、高めのアイポイントが生む見晴らしの良さ・余裕のロードクリアランスにより、雪道や荒れた道でも安心して走行できる。
– 全長3,700mm、全幅1,660mmのコンパクトなボディー。4.7mの最小回転半径と併せて、運転のしやすいサイズとした。
– 前席ヒップポイントを615mmと高めに設定。アイポイントが高くなるため見晴らしも良く、さらに腰の上下動が少ないため乗り降りのしやすさにも貢献。
– 180mmのゆとりある最低地上高に加え、アプローチアングルやデパーチャーアングルを大きく取ることにより、雪道や荒れた道でも安心して走行できる余裕のロードクリアランス。
– 新プラットフォーム採用により、コンパクトなボディーサイズながらゆとりの室内空間。
– リヤシートスライドの採用により、乗員スペースを確保しながら必要に応じて荷室スペースを拡大可能。(HYBRID MX、HYBRID MZ)

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(2)強い印象を与える洗練されたスタイリング
– コンセプトは、「シンプルアイコニック、シンプルスタンダード」。線や面などのシンプルな要素を組み合わせながら、質感の高さと力強さが強く印象に残る、アイコニック(わかりやすく特徴的)なデザインを目指した。
– 質感の高さと力強さが強く印象に残るエクステリア
加飾に頼らず、シンプルな線と面のクリーンな構成によって質感の高さを表現。
– ショルダー上部のシャープなイメージと下部の豊かな断面の対比による印象的なフォルム。
– クロスオーバーとしての力強さを表現するため、ボディーの四隅にタイヤを配置。
– スズキデザインのDNAを随所に継承し、現代風にアレンジすることで、過去と未来を結びつけるデザインとした。
– シンプルな中に上質感と先進性のあるインテリア
– エクステリア同様、シンプルな線と面で構成。
円筒形状を用いたエアコンパネルなどの機能パーツを、それぞれインパネから独立して配置したことと、コントラストの強い大胆なカラーリングによる、個性的なインテリア空間。
– センターコンソールの前部とインサイドドアグリップ部分に、アクティブな印象のオレンジやメカニカルな印象のチタンカラーの高輝度塗装を車体色に合わせて採用。(HYBRID MX、HYBRID MZ)
– 高品質な素材や、質感の高い塗装の仕上げを効果的に採用し、上質で高級感のあるインテリアを実現。

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カラーバリエーション
– 力強いプロポーションを際立たせる、オレンジ、ブルー、ゴールドの3色の新色を設定。
– 車体色を引き締め個性を強調するブラック2トーンルーフ(HYBRID MZ)を設定し、全13バリエーションを用意。各車体色にマッチする内装色と組み合わせた。(HYBRID MX、HYBRID MZ。HYBRID MGはブラック内装)

2.低燃費化技術&走行性能
(1)全車マイルドハイブリッド+デュアルジェット エンジン搭載
– 新プラットフォームに、K12C型デュアルジェット エンジンと、加速時にモーターでエンジンをアシストするマイルドハイブリッドを全車に搭載。
– 車体軽量化を徹底し28.8km/L(HYBRID MG 2WD車)※1の優れた燃費性能と力強い加速性能を実現。
– 全車エコカー減税の対象とした。

マイルドハイブリッド
– ISG(モーター機能付発電機)と専用リチウムイオンバッテリーを組み合わせた独自のマイルドハイブリッドを全車に搭載。
– 減速時のエネルギー回生やアイドリングストップ後のエンジン再始動をISGが行い、燃料消費を抑制。さらに最長30秒間のモーターアシストによってエンジンの負担を軽減し、さらなる燃費向上を実現。*ISG=Integrated Starter Generator(インテグレーテッド スターター ジェネレーター)

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K12C型デュアルジェット エンジン
– デュアルインジェクションシステムを採用したK12C型デュアルジェット エンジンを搭載。熱効率の向上、フリクション低減、軽量・コンパクト化に加え、低回転域でのトルクを向上させるなど、より高い次元で優れた燃費と力強い走りを両立。

新プラットフォーム
– 軽量かつ高剛性のAセグメント小型乗用車向け新プラットフォームを採用。
– 軽量化による燃費性能の向上、キビキビした操舵感、安定感のある走り、しなやかな乗り心地など走行性能の向上にも大きく貢献している。

ボディー
– 軽量で強度の高い高張力鋼板をボディー全体の50.1%[重量比]に採用。

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サスペンション
– サスペンションフレームをフラットな構造として、軽量化と高剛性を両立。
– フロントおよびリヤサスペンション(2WD車)にスタビライザーを採用。
– フロントおよびリヤのサスペンションのセッティングにより、荒れた路面でもボディーの上下方向の揺れを抑制。安定感のある乗り心地と高い操縦安定性を両立した。

タイヤ
– クロスオーバースタイルを実現する大径タイヤを採用し最低地上高180mmを確保。転がり抵抗の低減と、操縦安定性・乗り心地を両立させた。

(2)急な下り坂や雪道も安心の4WD機能
– 荒れた路面でも走行できる余裕のロードクリアランスに加え、走破性能と燃費効率の良い走りを両立するビスカスカップリング式の4WDシステムを採用。さらに下り坂や雪道などでも安心な機能を4WD車に標準装備した。

ヒルディセントコントロール
– エンジンブレーキでは減速できないほどの急な下り坂などで、ブレーキペダルを踏まなくても自動的に車速を約7km/hにコントロールする機能。

グリップコントロール
– 雪道やぬかるみなどの滑りやすい路面での発進時に、エンジントルクやブレーキが効果的に作動するように制御させることでスムーズな発進をサポートする機能。

3.ユーティリティ&快適・安全装備
(1)リヤシートスライドで、使い方に合わせて容量をアレンジできる荷室

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荷室
– コンパクトなボディーサイズながら、大容量の荷室を実現する左右独立リヤシートスライド&リクライニング機構を採用。
– 荷室側からも操作でき、さまざまなシーンに合わせて荷室スペースのアレンジを可能とした。(HYBRID MX、HYBRID MZ)

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収納スペース
– 車検証の収納スペースとボックスティッシュの収納スペースをそれぞれ設けたグローブボックスや、600mlのペットボトルを2本収納可能なセンターコンソールドリンクホルダーなど、使い勝手に優れた収納スペースを装備。

(2)Apple CarPlay対応メモリーナビゲーションの採用や先進安

全技術の搭載
– 「Apple CarPlay」に対応したメモリーナビゲーション
俯瞰映像を表示する全方位モニター付メモリーナビゲーションをメーカーオプション設定。
– クルマの中でiPhoneを、より安心・快適に楽しめる「Apple CarPlay」に対応。通話・音楽再生・メッセージなど、iPhoneの様々な機能をナビ画面で操作できる。また、音声認識機能を使って操作することも可能。

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快適装備
– プレミアムUV&IRカットガラス(フロントドア)とIRカット機能付フロントガラス。(HYBRID MZ)
– 運転席シートヒーターとリヤヒーターダクトを標準装備。※4WD車は助手席にも標準装備。
– 約45km/h~約100km/hで設定可能なクルーズコントロールシステムを採用。(HYBRID MZ)
– 7速マニュアルモード付パドルシフトを採用。(HYBRID MZ)

充実の安全装備
– ステレオカメラ方式の衝突被害軽減システムであるデュアルカメラブレーキサポートをはじめ、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能。
– エマージェンシーストップシグナルを、SRSカーテンエアバッグ、フロントシートSRSサイドエアバッグとセットでメーカーオプション設定。
– 衝突時の衝撃を効率よく吸収・分散する、[TECT]を採用。新開発プラットフォームにより、優れた衝撃吸収性を発揮。
– 脚部保護に配慮したフロントバンパーなど、歩行者傷害軽減ボディーを採用。
– 運転席および助手席にシートベルトリマインダーを装備。
– 濃霧など気象条件の悪いとき、後方車両に自車の存在を知らせるリヤフォグランプを採用。(HYBRID MZ)

「イグニス」WEBカタログ
http://www.suzuki.co.jp/car/ignis/

カタログ請求
https://krs.bz/suzuki/m?f=166