Littelfuseジャパン、自動車用グレードのESDサプレッサを発売


最大30kVの過渡電圧から保護する「AXGDシリーズ」、車載用アンテナ・RFアンテナシステム・インフォテインメントなどに最適

回路保護製品を開発するLittelfuse Inc.(リテルヒューズ・インク)の日本法人であるLittelfuseジャパン合同会社は、接触放電や気中放電から精密機器を保護する、コンパクトな表面実装型で自動車用グレードのESDサプレッサ「AXGDシリーズ」を、本年8月中旬より発売する。

XTREME-GUARDTM ESDサプレッサ「AXGDシリーズ」は、高い定格電圧(最大32VDC)と、厳しいESD保護要件が要求される高周波、高速アプリケーション向けに設計されたという。

具体的には、連続したESDストライク後も1nA未満の極めて低いリーク電流を保持し、超低キャパシタンスのため高速データラインアプリケーションに適している。

0603サイズと0402サイズの小型サイズは、コンパクトな回路基板設計を可能とし、固く平らな製品上面はピックアンドプレース組立工程の簡素化を実現する。

また、AEC-Q200規格に適合している同シリーズは、車載用アプリケーションにおいても魅力的なソリューションを提供する。なお同製品は、同社の国内販売代理店を通じて販売される。

特長
– 最大30kVの高い耐ESD特性により、筐体、ボタン、タッチスクリーンへの優れたESD保護と柔軟性の高い設計を実現。

– 高い定格電圧(XGD10402デバイス:24VDC、XGD10603デバイスで:32VDC)により、さまざまな電子機器に対応する広範囲な電圧の提供可能。

– 超低キャパシタンス(XGD10402デバイス:0.04pF、XGD10603デバイス:0.09pF)により、高周波、高速データ、ビデオ、アンテナ、I/O回路に最適化。

用途
インフォテインメント、車載用アンテナ、RFアンテナシステムなどの車載用アプリケーション、その他ミドルエンド、ハイエンドの電子機器。

仕様
最大定格電圧(V):24~32
クランプ電圧(V):40
ライン数:1
サイズ:0402、0603
キャパシタンス@1MHz (pF):0.04~0.09

※製品詳細「AXGDシリーズ:http://www.littelfuse.co.jp/products/polymer-esd-suppressors/xtremeguard-esd-suppressors/axgd.aspx 

Littelfuse, Inc.(リテルヒューズ社)は(本社:米国イリノイ州シカゴ市、NASDAQ:LFUS)1927年創立。回路保護分野に於ける電力制御、およびセンサー分野で製品開発を重ねてきた。

現在、ヒューズ、セミコンダクタ、ポリマー、セラミック、リレーおよびセンサーといった技術を必要とする電子機器、自動車および工業市場に於いて製品・サービスを提供している。

なおリテルヒューズは、北南米やヨーロッパ、アジアの40 カ所を超える拠点に1万人以上の従業員を抱えている。