市光とヴァレオ、名古屋市天白区にテクニカルセンターを開設


株式会社ヴァレオジャパン(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:オードバディ アリ)と市光工業株式会社(本社:神奈川県伊勢原市、代表取締役社長:オードバディ アリ)は5月7日、2018年5月に愛知県名古屋市天白区に名古屋テクニカルセンターを開設する。

これまでヴァレオジャパンは愛知県に於いては、豊田市に豊田営業所を構え、市光工業は名古屋名東区に中部支店を置いていたが、両社で同一拠点に名古屋テクニカルセンターを設ける事となった。

これにより外資系サプライヤーとして、中部地域で最大級の体制を整えることで、営業力を強化すると共にR&Dの大幅拡充を通じて、顧客への技術サポートを向上させていく。この経緯を踏まえ、市光工業は5月7日(月)より、ヴァレオジャパンは5月14日(月)より新社屋での業務を開始する見込みだ。

新住所 : 〒468-0011 愛知県名古屋市天白区平針1丁目117番地
市光工業(株)Tel: 052-848-6002 (代表)Fax: 052-848-6014
(株)ヴァレオジャパン Tel: 052-848-6912 (代表) Fax: 052-848-6948

ちなみに自動車部品サプライヤーのヴァレオは、CO2排出量の削減と直観的なドライビングの発展に貢献する革新的な製品とシステムの提供を社是としている。

2017年度のヴァレオグループの売上高は186億ユーロであり、OEM売上の12%を研究開発に投資した。ヴァレオは、33カ国に184カ所の工場、20カ所の研究センター、35カ所の開発センター、15カ所の物流センターを構え、約111,600人の従業員を擁している(2017年12月31日現在)。またヴァレオはパリ証券取引所に上場しており、CAC40指数に採用されている。

日本国内では、1985年12月の日本法人設立から本格的な活動を開始。現在、株式会社ヴァレオジャパン、ヴァレオカペックジャパン株式会社、市光工業株式会社からなる日本のヴァレオグループ3社は、日本国内に17カ所の生産拠点、7カ所の研究開発センターを構え、約6,145名の従業員を擁している。

一方、市光工業は1903 年創業以来、自動車用ランプとミラーの純正部品専門メーカーとして、国内主要自動車メーカー及び、海外主要自動車メーカーに製品を納入してきた。

1932 年には初代ダットサン(日産)へランプを装着し、日本初のプロジェクターヘッドランプや世界初の電動格納ミラー、水銀フリーHID ヘッドランプや LED ヘッドランプなどの製品開発を主体的に行ってきた。

その後、2000 年に仏ヴァレオ社と照明機器部門でアライアンス関係を締結し、2017 年に同社子会社となった。

併せて同社は神奈川県厚木市に新工場を建設し2019年7月の稼働を予定している。今後5年をかけて伊勢原製造所の生産を移管し、新工場ではリーン生産方式の採用や、ヴァレオ社の開発した生産技術コンセプトを採用し、生産の効率化を図っていく構えだ。