本田技研工業株式会社(本社:東京都港区、社長:八郷隆弘、以下、ホンダ)は、本社1階のホンダウエルカムプラザ青山に於いて、来る2017年8月22日から29日の8日間、「モンキー」の発売50周年を記念して特別展示を実施する。
このホンダ・モンキーは、日本に於ける50ccの元祖レジャーモデルであり、先に記念すべき発売50周年を迎えた。
しかし昨年2016年7月1日に欧州地域で施行された環境規制Euro4、並びに日本国内に於けるWMTCによる規制値が契機となり、先に商談予約を受け付けた(7月21日(金)より)「モンキー・50周年スペシャル」を以て、少なくとも50ccエンジンを搭載したモンキーは生産終了となる。
ホンダによると、先の各国基準により、今後50ccエンジン搭載車による次世代排出ガス規値のクリアは難しいとしており、モンキーについても、平成24年規制値を基に開発・販売された現行モデルが、8月31日が生産終了期限になるとしている。
なお展示期間中は、「モンキー・50周年アニバーサリー」、「モンキー・50周年スペシャル」の展示の他、歴代モンキーの歴史を振り返るヒストリー展示が行われる。
そもそもホンダ・モンキーは、1961年(昭和36年)に開催された「第8回日本自動車ショウ」に於いて、多摩テックで利用される遊具として発表した「Z100」が、その源流となる。
1964年(昭和39年)に、この「Z100」の改良版として「CZ100」を海外に向けてリリース。その後、1967年(昭和42年)3月に日本国内向け最初のモデルとして「Z50M」を発売。この国内販売の開始を契機に、その車名を「モンキー」とした。
ホンダの量産原動機付き自転車としては、スーパーカブに次ぐ長寿を誇っており、長い販売期間ゆえに、ライダーの世代を超えて、車体やエンジンのチューニングが愉しまれた。
ヒストリー展示の概要は以下の通り
発売年/展示車
1961/MONKEY Z100
1962/MONKEY CZ100
1967/MONKEY Z50M
1969/MONKEY Z50A
1970/MONKEY Z50Z
1971/MONKEY Z50A
1978/MONKEY Z50J-I
1979/MONKEY Z50J LIMITED
1984/GOLD MONKEY Z50J-I
1987/MONKEY R
1991/MONKEY BAJA
1996/MONKEY Limited
1997/Monkey 30周年記念車
1999/MONKEY Z50J
2005/MONKEY Z50J
2007/Monkey Special40周年
2009/Monkey Limited