古河電池、ベトナム企業のソーラーLED街路灯向けにFCR形蓄電池を提供


古河電池株式会社(本社:横浜市保土ケ谷区、代表取締役社長:小野眞一)は、サンデン テクノロジー ベトナム社にソーラーLED街路灯向けとして、FCR形蓄電池を提供した。

この街路灯は、既にベトナム南部のキエンザン省に設置されており、同省の治安面・交通面での安全性確保に貢献していると云う。

古河電池は、街路灯向けに充放電サイクルに強い長寿命のFCR形蓄電池を提供することで、今後も街路灯の安定的な運用を支えていきたいと語っている。

なおこのFCR形蓄電池(鉛蓄電池)は、スタンバイとサイクルの両用途で使用可能なデュアルユースタイプの電池である。

スタンバイ専用の鉛蓄電池は、放電頻度が高い場合、充放電のバランスがくずれ短寿命になることがあるため、本来は新興国など電力供給が不安定で停電の多い地域での利用や再生可能エネルギーとの組み合わせによる利用には課題があった。

しかし同社のFCR形蓄電池は、このような課題に対応しうる充電特性・長寿命性を兼ね備えており、今街路灯での活用のほか、計画停電のある鉄道向け地上用電源の信号通信設備や変電・電力制御用設備などでの使用も想定しているとしている。