FCA、フィアット124スパイダーを米国LAモーターショーで発表


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米・FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ、本社:ミシガン州オーバーンヒルズ、CEO:セルジオ・マルキオンネ)は、米国市場に於いて現地のコンシューマが好む主力車種がの持ち駒が少ない中、個々地域販売店が苦戦を続けている折、さらに純欧州向けモデルである2人乗りの新型スポーツカー「フィアット 124 スパイダー」を発表した。

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※動画はプレス発表の模様、車両の登場は映像開始後25分頃。

https://www.youtube.com/watch?v=mkzsjkwnk8U

車名の「フィアット 124 スパイダー」は、1966年に発表された同社のオープンスポーツカーを引き継いだもの。

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思えば初代124シリーズは、誕生後、旧ソビエト連邦やインド等のライセンス・ノックダウン生産により、2012年まで現役を続けたベストセラーモデルとしても知られている。

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最新モデルのベースとなった車体自体は、「マツダMX-5ミアタ(日本に於けるマツダ ロードスター)」と基本骨格等を含め共通しているため、初代124スパイダーモデルで実用上に於ける利便性を捨てずに残していた狭い後部座席は消失した。

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しかしパッケージデザインそのものは、イタリア・トリノのフィアットCentro Stileスタジオ(フィアット社内デザインセンター)が外装デザインを手掛けたことから、ピニンファリーナが出掛けた初代モデルのエッセンスを忠実に踏襲しており、フロントマスクやフード周りを中心に1960から1970年代当時の「124 スパイダー」を懐かしく思い起こさせるものとなっている。

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車体サイズは、初代が持っていた伸びやかなスタイリングイメージを活かすため、マツダMX-5ミアタより全幅で5mm、全高で2.5mm、全長で140mm長い。おかげでトランクスペース部分の区分は拡大し、実用上の利便性は高められている。

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インテリアは、グレード別に「クラシカ」と「ルッソ」の2種類がある。ボディ・カラーは色鮮やかな「Rosso Passione(赤)」を筆頭に「Bianco Gelato(白)」 「Nero Cinema(ブラックメタリック)」「Grigio Argento(グレーメタリック)」「Grigio Moda(ダークグレーメタリック)」に「Bronzo Magnetico(ブロンズメタリック)」。

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なお限定版としてブルー系の「アズーロ・イタリア」カラーをまとった「プリマ・エディツィオーネ」が、124台限定で来夏に販売される予定だ。

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ちなみにマツダMX-5ミアタと最も大きな違いは、パワーユニットにある。エンジンは初代モデルと同じボリューム帯を選択。具体的には、FCAグループ内で横置きFF用ユニットとしてお馴染みの1.4リッター直列4気筒ターボを縦置きで搭載している。

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これに6速MTと、シーケンシャルタイプではない6速ATのトランスミッションを組み合わせ、MTで1,105kg、ATで1,123kgの車体を最高出力160ps/5,500rpm、最大トルク25.4kgm/2,500rpmで引っ張っていく。

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サスペンションは、前輪がダブルウィッシュボーン式、後輪はマルチリンク式、ステアリングは電動式パワーステアリングを採用している。この新型フィアット 124 スパイダー登場を契機に、熱烈なファン層からは、アバルトバージョーンの登場が期待されているが、高性能バージョン投入の時期は、まだ時を待たねばならないだろう。

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